8. スマホ依存症

スマホ依存症(6)~対策まとめ~

息子トムは、中3頃から高2の夏休みの終わり頃まで、深刻なスマホ依存症に陥っていました。長期休暇、特に夏休みなどは開放感も手伝って、スマホ依存症を重症化させやすい時期です。深刻にお悩みの親御さんも多いとお察しします。 

スマホ依存症からの脱却は、アルコールやギャンブル依存症と同じく、依存する対象物であるスマホを物理的に断つよりほかに対処法はありません。

だったら最初から中高生にスマホなど与えるな!という話ですが、多くの親達は、中高生となり思春期を迎える我が子が、いかにスマホ依存症を発症し、深刻化させていくのかをご存知ないので、ごく気軽な気持ちで買い与えてしまいます。私もそうでした。親が後悔する頃には子供はすっかり重症化しており、子供がスマホで浪費した時間は取り戻せません。すでに依存気味のお子さんをどうしたらよいのかと悩まれている場合は、以下の記事が少しでも参考になればと思いご紹介します。

※一連の記事はこちら↓

スマホ依存症(1)~スマホ依存症へのきっかけ~

スマホ依存症(2)~スマホ依存症の恐怖~

スマホ依存症(3)~スマホ依存症からの生還~

スマホ依存症(4)~息子本人の談~

スマホ依存症(5)~「中高生のスマホ依存症の恐怖を息子に伝えたい」~

 

まとめますと、スマホ依存症脱却のステップは、次の通りです。

ステップ(1): 意識の変化を起こす 

①親以外の第三者から「ポジティブなスマホ以外の活動の動機付け」を行ってもらうこと 

→トムの場合は、塾の女性室長の面談がトリガーでした。 

②大学受験の意識高い系の友達から「まだスマホで消耗してるの?(笑)」と嘲笑してもらうこと

 →これは①とは逆のアプローチでかつ難易度高めですが、これで奮起すタイプのお子さんも多数います。トムは①と②の混合でした。 

ステップ(2): 行動の変化を起こす

①予備校の授業&自習室を体験させる

 通っている中学や高校のクラスメート達が「意識高い系生徒達」なら、そもそもスマホ依存症になっていなかった可能性が高いので、その場合は予備校や塾など、学校外の環境を利用するのも手です。予備校の自習室など、高3生や浪人生が多く集まる授業や自習室の利用を体験させましょう。彼らがこの時期、いかになりふり構わず猛勉強しているかを目の当たりにさせるのが効果的です。

②海外研修・国内ボランティア活動に参加させる 

経済的余裕があれば、海外の語学研修・企業研修やホームステイなどに参加させるのも有効です。スマホに依存するのは物理的にその時間と環があるせいなので、別のなにか(体験活動)で置き換えます。その場合、スマホは持たせないか、持たせたとしても、グローバルwifiなどは持たせてはいけません。国内の場合でも、災害地への復興ボランティアやNPO活動、農業や医療体験、企業でのインターン研修などがオススメです。これらは2020年以降の新大学入試制度で必須となる「課外活動」の一環としても有効なので、本人にも納得感があると思います。 

とにかくダラダラと家で過ごす時間を、よい理由をつけて無くす事です。 

スマホ依存症は、本人が一番「このままではヤバイ」と思っている筈です。それでも辞められないから「依存症」なのです。そして最終手段は、

ステップ(3): スマホを処分する・させる

スマホをしかるべきルートで処分することです。トムは自分で破壊してしまいましたが😱←壊さなくても売れば良かったのに(怒)

スマホはもうどこにもないのだと認識することで、精神的な依存を断ち切るという荒療治になります。

私もママ友から情報収集中ですが、殆どのお母さま達はスマホ中毒・依存症のお子様に悩み、手をこまねいておられます。しかし子供の時間は限られています。意図的に戦略的に、スマホ依存から脱却させる手段を模索するしかありません。お子さんの性格を一番よく知り抜いている母親が、上手に働きかけるしかありません。特効薬や特効法は残念ながら存在しないのです。でも諦めたら終わりです。いつかは覚醒する時が必ず来るので、その時期を少しでも早くするよう頑張りましょう!※ノウハウをお持ちの方はこっそりメールください😅※

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