2. 東大生の幼児期

東大生の幼児期(1)~働く母の罪悪感と親子の濃密な時間「絵本の読み聞かせ」~

息子トムは初めての子供で、幼い頃は溺愛して育てました。

それはそれは可愛くて仕方なくて、四六時中その頬といわずおでこと言わず、体中のあちこちにキスしまくって、文字通り舐めるように愛情を注いで育てました😅

当時を知る友人達からは、まさに溺愛していた、と呆れられ笑われます。

当時「東大に入れたい!」とか「将来医者にしたい!」などという野望は露ほどもなく、しかし知的好奇心を持ってほしい&たくさんの価値体験をしてほしいという漠然とした期待だけはありました。

ところが私はフルタイムで仕事をしていて、私自身の母親が教員をしていて働く母の姿を間近に見て育った事もあり、自分が仕事を辞める選択肢はありませんでした。周囲は結婚や出産で退職する人が殆どの時代でした。

なので1歳になる誕生日には地元の保育園に入園させて、自分は仕事に復帰しました。

1歳になったばかりの息子を保育園に預ける事に大きな葛藤がありました。後ろ髪を引かれる思いで、毎日罪悪感との闘いでした。

今は働くお母さんが当たり前になった感もありますが、当時は周囲から「旦那さんもいるのに、どうしてそうまでして働かなきゃならないの?」と不思議がられました。私自身も仕事など辞めてしまってこの子とずっと一緒にいたいと揺れる気持ちが大きかったです。

その時、職場の先輩ママから「辞めるのはいつでもできるから、やれるところまでやってみれば?子供が大きくなったら、お金がかかるわよ~」と忠告されました。 

今思えば、お金の面だけでなく、働く母親の背中を子供に見せる事は、子供の意欲を育てる上でも良い影響があると、自分自身の育った家庭環境を振り返りながらも確信します。

親が日々勉強したり格闘する姿って、子供になにかしら良い影響を与えるのだと思います。 

プレジデントファミリーでよく「東大生の小学生時代」とか「東大生の家庭環境」などの特集が組まれますが、LEGOや公文式は東大生の実に3人に1人が経験しているそうで、うちも確かに当たっていて非常に驚きます。また過半数のご家庭のお母さまが専業主婦だというのですが、これはうちは例外だなぁと。確かに中学受験や大学受験は母親のコミットが大きいので、その母親がフルタイムで働いていたら、子供への物理的・精神的サポートは不十分になります。…うちも確かにそうでした。

…でも母親の時間や気持ちを100%子供にかけてあげられなくても、子供の意欲や心の強さを育む事は十分可能です。そしてそれは子供の人生全体において非常に重要な羅針盤となります。限られた時間だからこそ、子供と一緒にいる時はめいっぱいスキンシップをとって、言葉と態度で「愛している」と常に伝えました当然ですが親の愛情に触れる事で、子供の心は安定するものです。

中学受験や大学受験は、長い人生においては通過点であり、当然ながらゴールではありません。精神的な親の役割とは、人を愛することや、人生を楽しむ意欲と強さを育てる事なのだと思います。

….ところで就学前の幼児期には、図書館で借りた絵本を毎晩寝かしつけに2~3冊ずつ読んで聞かせていました。が、その後読書好きになる訳でもなく、中学受験・大学受験では国語は最大の苦手科目でした。

絵本の読み聞かせという行為を通じて、子供は親の愛情を確認し、自己肯定感を育むのだと思います。母親が毎晩絵本を読んでくれたという「暖かな記憶」と「愛されたという自信」。もちろん未知の世界への「知的好奇心」も。

…平日昼間は一緒にいられない分、毎晩眠る前と週末のお昼寝前には、必ず2~3冊の絵本を読んであげるのが親子の幸せなルールでした。親子の濃密で幸せな時間は、必ず子供の心の栄養になります。 

・・・働くお母さま達の励ましになればと思います。

ABOUT ME
湯島Micos
東大生の息子と高校生の娘を持つワーキングマザーです。商品企画&マーケティングのお仕事をしています。子育て・教育論・受験ノウハウ・仕事観などについてブログ書いてます。どうぞよろしくお願いいたします。

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