早いもので8月ももう終わりですね。今年も残すところあと1/3となってしまいました;
今年ほど時の流れを早く感じる年もないのではないでしょうか。2020年の幕開けはコロナと共にやってきて、東京オリンピックの延期や安倍首相の辞任など、激動の一年、歴史上非常に重要な一年となることは間違いないですね。
「大変」なピンチの時ほど、文字通り「大きく変わる」チャンスでもあるのですよね。自分なりにアフターコロナに向けて色々なチャレンジをしています。と同時に、家中の断捨離も粛々と進めています。
先週末、片付けをしていたらスーツケースの中からこんなモノが出てきました。
・・・「アルコール除菌ジェル」です↓↓↓
今年1月末に仕事でNew Yorkに出張した際に、訪問した調査会社でGiveaway(お土産)としてスナック菓子やドリンクなどと一緒に、無料で提供されていたものです。
手に取った時てっきりマウスウォッシュかと思い、蓋を開けて中の液体を勢いよく口に含んだところ、異様な味と匂いがして思わず吐き出したのでした。よく見るとハンドジェル。同行者に笑われました。ホテルのアメニティなどでマウスウォッシュなどはよく見かけるのですが、ハンドジェルのGiveawayは初めてでした。「なんでこんなモノ置いてあるんだろうね?」と日本人の同行者と首を捻ったのを憶えています。・・・今年1月頃にはまだ、米国でも日本でも、コロナウィルスなど話題にも登っていなかったと記憶しています。
そのあともNYのBroadwayや5番街を散策したのですが、日本から一緒に行った同行者は、防寒と風邪予防のために持参した不織布のマスクをしていました。冬の日本では珍しくもないマスク姿なのですが、NYCでマスクをしている人など一人もいなくて、すれ違う現地の人々に二度見されたり、ハイブランド店ではドアマンに怪しまれてマスクを外すよう指示されたり、現地のアメリカ人の同僚にも「怪しい謎の東洋人」と笑われるに至り、ついにマスク着用を断念していました。アメリカではマスク姿はそれほど奇異なモノだったのですね。
ところがそのわずか1ヶ月半後に、NYCはCOVID 19(新型コロナウィルス感染症)の拡大でロックダウンに入ったのでした。テレビ中継で見るロックダウン中のNYCの様子は、まるでゴーストタウンのように人っ子ひとり歩いておらず、もし居ても仰々しい医療用のマスクを付けていました。(画像は今年1月のBroadwayの街の様子)
マスク姿を笑ったアメリカ人の同僚も、「よもや自分達がマスク着用を義務づけられるとは思いも寄らなかったよ」とZOOMの向こうでこぼしていました。「そのマスクも、品薄状態でなかなか手に入らない」とも。
これまでの固定観念や常識が、ひっくり返される時代。変化に対応していかなければ、生き残っていけない時代の到来を感じています。
アメリカ人の同僚には、洗って繰り返し使える日本のお洒落な高機能のマスクを買って送っておきました↓↓↓ たいへん感謝されました。^^
ひょっこり出てきたこのハンドジェルを見て、会社からの出張でNYCを訪れることはもう二度とないだろうと確信し(国内外を問わず「不要不急の出張禁止令が出ています)、もう二度とコロナ以前の状態には戻れないことを確信し、少しだけ寂しい気持ちになるのと同時に、コロナがおさまったらプライベートで家族とNYCを訪れることを心に誓ったのでした。