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2. 東大生の幼児期

東大生の幼児期(4)~「いじめ」をする子の生育環境と連鎖~

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問題児でいじめっ子の〇〇君とは

保育園のいじめっ子の〇〇君とのトラブルは、回数は激減したものの、その後も時々問題は起きました。運動会やお遊戯会の発表会では、〇〇君は一人だけ別行動をして、先生達の言う事には全く耳を貸さない状態。

他にも乱暴された園児が何人かいて、先生達もお手上げ状態のようでした。 

私は送迎の時、〇〇君が視界に入ると必死の睨みを効かせました。

「うちの息子に手ェ出したら、タダじゃ済まさへんでぇ!😡😡😡

というオーラをむんむんと漂わせてと(笑)。

ある時、お迎えに来た〇〇君の保護者の女性と鉢合わせになった事がありました。先方は私を認めるなり駆け寄ってきて、

「いつも〇〇がご迷惑をおかけしてすみません。」と何度も頭を下げてきました。女性は続けました。

「実はあの子は、私の妹の子供でして、あの子が4歳の時に妹夫婦が離婚して、妹が引き取ったんです。

ところがそのうち妹も家を出てしまって、仕方なく姉の私が引き取って育てているんです。私にも子供がいるので、十分に目をかけてやることができず、荒れて困っているんです」 …と。私は曖昧に頷いたままでその女性とは目を合わせる事ができませんでした。

その女性は、〇〇君を50ccのスクーターの運転席のステップに立たせたまま、ヘルメットも着けさせないで雨の中を疾走して帰っていきました。

明らかに道交法違反の上、危険すぎる「お迎え」です😱

私は〇〇君の過酷な家庭環境に絶句し、幼い〇〇君に対して吐いた暴言を後悔し、罪悪感でいっぱいになりました。伯母というその女性が気の毒にもなりました。

でも、だからといって、我が子への暴行やいじめを容認する事は出来ません…..

この先トムには、その所属する組織ごとに様々な試練が待ち受けているであろう事を実感しました。幼児期や学童期という重要な人格形成の時期に、「親からの愛情を受けている」というだけの一見些末な理由で、理不尽ないじめに遭う子供が実際に居る事を身を以て体験しました。

トム本人にも至らない点があったのかもしれません。いじめを行う側にも相応の事情があるのだと。〇〇君も可哀そうな子なのだと理解しました。しかしその不満を、他の誰でもない、大切な我が子に一方的な暴力という形でぶつける事を、断じて容認する訳にはいきません。我が子を守るのは、やはりその親でしかないのです。

「生育環境」の重要性

「環境」という事を意識し始めたのはこの頃だったと思います。

私の住んでいる愛知県は「公立王国」と言われ、私学を目指す家庭は、医師や弁護士などの上流家庭の子息を除いては、公立の環境に馴染めない子供が目指す場所であるかのような、暗黙の偏見がありました。

…いやいや、本当にそうなのか?

様々な家庭環境のお子さんと机を並べ、中には悲惨な生育環境のお子さんもいて、彼らから理不尽ないじめや暴力を受けてもへこたれず、不登校にもならず、勉学やスポーツに励み、そうする事で子供の「適応力」「逞しさ」「人生を生き抜く強さ」などが鍛えられるというのだろうか?

そんな試練やリスクは最初から全く必要ありません。

極力回避させるべき「無用の試練」だと、私ははっきりと思いました。

学童期には本来の、勉強やスポーツに子供が純粋に打ち込める環境を整えてやることが、親に出来る最大のサポートだと考えるようになりました。

トムは卒園式の日、またしても〇〇君に殴られたと言って泣きながら私に訴えてきました。ちょうどその時、〇〇君の伯母様と顔を合わせましたが、既に他の父母に頭を下げまくって憔悴しきったその方に、もう何も言う気にはなれませんでした。そして、今日を限りに〇〇君の暴力に怯えなくてよいと思うと、腹立たしい反面、清々した気分でした。

6年間、保育園の先生方はトムを愛情深く育ててくれました。良いお友達もたくさん出来て、素敵な思い出もたくさんあります。

しかし最後の1年間の、〇〇君との出来事は、親子共に手痛い社会勉強になりました。

そしてその経験は、その後のトムの素行に、実は大きな影響を与えました。

それまで大人しく内向的だったトムが、少なからず周囲に対して粗暴な側面を発揮するようになったのです😱

人間は、受けた苦痛を他者へ逃す事で、自己防衛する生き物です。

いじめっ子から受けた暴力の洗礼は、トムが本来持っていたであろう「粗暴さ」を触発し、小学校1年では今度はトム自身が、「保育園上がりの粗暴な問題児」に変貌してしまうのでした…😰😰😰

 

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