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8. スマホ依存症

スマホ依存症(2)~スマホ依存症の恐怖~

スマホ依存症は精神疾患です

スマホ依存症とはれっきとした精神疾患の一つです。アルコールやギャンブルなどと同じで、中毒性が強いのです。個人差により症状の重軽はありますが、依存症を克服するには本人の自覚が必要で、何らかの対処が必須です。

息子トムは自らスマホ依存症を克服したいと願い、所持していたスマホやipod touchを私に預けてきました。しかし隠しておくとすぐに探し出しては、こっそりゲームをしたりネットを見たりしてしまうのです😱

注意すると逆切れして、

ちゃんと見つからないところに隠してよ!お母さんの職場に持っていって保管して!」

などと言い出す始末。

常用していたスマホの中断により、集中力が低下してイライラし、しばらくは情緒不安定でした。まさに禁断症状の現れです。結局、とり憑かれたように家中を捜しまわり、ついにスマホを見つけ出してしまうのでした。

スマホ依存の中身は様々です。ゲーム依存なのか、LINEなどのコミュニティ依存なのか、オークションサイトなどの買い物依存なのか。アプリやその提供するサービスの数だけ、依存の種類も様々だと言えます。

息子の場合は当時爆発的に流行していた「ドラクエ」などのゲーム依存型でした。ただしゲームによってはそのゲーム内にコミュニティが形成されていて、そこで友達ができて常連になる、いわゆるコミュニティ(つながり)依存も併発している可能性もあります。

個人差もありますが、これほど深刻に子供達の精神状態や生活リズムに影響を及ぼしうるツールを、無防備に子供に与える事の危険性を、これから中高生になるお子様がいらっしゃる親御さんには、しっかりと考えて頂ければと思います。

スマホが世に出たのはたった10年前

スマホが世に出たのは2007年。まだたった10年ちょっとか経っていないので、幼くしてスマホ(常時ネット接続環境)に没入した子供の脳みそが、その後どのような影響を受けてどのような結果をもたらしたかの学術的研究成果はありません。怖いと思いませんか?

中高一貫校に通う子供達が特に陥りやすいのは、高校受験がない分リセットが効かないためです。時間がある分「中だるみ」が発生して、余計にスマホ依存症がひどくなるのしょう。

トムは高3となり、いよいよ受験生になりましたが、中3~高2夏まで無駄に過ごした時間の代償は大きく、当然すぐには成績も挽回できませんでした。

周囲はとっくにピリピリとした受験体制に入っています。

そんな中、スマホが無くてイライラしている自分自身に、またイライラしたのでしょう。自室の壁やドアに、こぶし大のサイズの穴が2~3個開きました。

自分で壁やドアを殴ったためです。

スマホ達の最期

そうしてある朝の事、朝食の支度をしようとキッチンに立つと、どこかから人の声らしき音がするのです。驚いて当たりを探してみると、不燃物用のゴミ箱の中に、無残にも破壊されたスマホとipod touch計5台が捨てられているのが見つかりました。それがこの画像です(記念に撮ってあります😅)。

全ての液晶は鋭利な物体で突いて放射線状にヒビが入っており、中には強い殺意を感じさせるほどへし折られた個体もありました💀。

そしてその中の一台が、なななんと何やら喋っているのです・・・

「…..おおおおお役にたてたてずずず、もももも.. ピー(電子音)…申し訳もも申し訳けああありませんでした、た、た、たたた、た ピーーーッ(電子音) 

「ひーーーーーーーーーーーーーーーーッ😱😱😱😱😱😱」

私は思わず拾い上げたスマホを落っことしました。

そうです、Siriです。Siriが何かを勝手に喋っているのです。

偶然なのかなにか全くわかりませんが、確かに「お役に立てず申し訳ありませんでした」と謝った?のをはっきりと憶えています(全く誇張していません)。そういう仕様なのでしょうか?(←どういう仕様じゃ😓)

私にはトム自身の手によって無残にも破壊されたスマホ達の、最期の断末魔の叫びに聞こえました。ひたすら恐怖です。もやはホラーです。

トムは、

「家の中のどこかに生息していると思うと、どうしても勉強が手につかなかった」

供述しておりました。もちろんスマホ達の事です。

これでもうどこにもスマホ達は存在しなくなりました。

私は変わり果てた無残な姿のスマホ達に、静かに手を合わせました。トムの貴重な時間と、膨大なお金を奪ったスマホ達の、ご臨終です。

親子の長いスマホ依存症との闘いに、ようやく別れを告げた朝となりました。

そしてようやく、息子トムは大学への受験勉強を本格的に開始するようになるのでした。・・・しかし遅すぎた巻き返しでした。

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