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9. 東大生の高校時代

東大生の高校時代(3)~ライバルの存在~

息子トムは高校3年になると、理系選抜クラスで首位争いを展開するようになりました。このあたりの成績の飛躍的上昇が、母自身にもにわかには信じられませんでした。しかし担任の熱血数学教師曰く、現在は理系で3位以内の順位にあると言われて、心底驚きました。ついこの間までスマホ依存症に陥っていて、家での勉強量はほぼゼロだった子が、です。

トム曰く、

「家ではスマホばっかりいじってたかもしれないけど、学校や塾の授業ではちゃんと集中してたんだよ🤓」

との事でした。男子の生態は、やはり母親であっても完全には理解できないのかもしれません・・・。

高校からの外進生を合わせて500人程度、理系コースはその半数を占めます。いくら中堅校とはいえ、そんなに急に成績順位が上昇するものだろうか、何かの間違いではないか、と私はずっと疑心暗鬼でした。子供を信じきれない母親でした。

当の熱血数学教師の先生によれば、こういう現象は男子高校生によくある話なのだそうです。高2の夏まで部活にその全パワーを注ぎ、秋以降は部活を卒業してその有り余るパワーを大学受験に注入しだすと、もの凄い勢いで学力を上昇させるお子さんは珍しくないのだと。体力的に劣る女子の場合は、このような短期間での爆発的飛躍が期待できないので、日頃からコツコツと学習習慣を身に着けておく必要がありますが。トムは部活ではなくスマホへの時間と労力を、勉強に注ぎだした結果が、成績の急激な上昇につながった訳です。だったらもっと早くスマホと縁を切っておけば、もっと優位に大学受験対策ができた筈です。やはりスマホは中高生にとっては害悪でしかないと思いました。

首位争いの相手

ライバルとは、中学時代から常に成績トップで、教師にも周囲にも一目置かれていた天才少年・M君でした。 

トムはM君と親しいながらも、勉強面では「神レベル」とあがめていて、M君が使っている参考書や問題集、勉強スタイルなどを聞きだしてはこっそり真似していました。休憩時間にM君の机を覗いては、置かれている参考書や問題集を記憶しておき、後で自分も購入して同じものを消化していました。 

受験直前の高3の10月の三者面談では、担任の先生から、

「M君はすでにお前の敵ではない。理系のトップはお前だ」

と言われ、私は自分の耳を疑いました😰

受験直前で本人を勇気づけるためとはいえ、そこまで「吹く」必要はないのでは?とも思いました。

トムも面談後、 

「担任は、M君にも同じことを言ってるに違いない。俺らを煽っているだけだ」

と冷静なコメントをしていました。

「そもそも校内の順位なんて意味がない。個別の大学模試(東大全国模試)での偏差値だけが重要なんだよ」 

とも。この頃になると、もう母が干渉する余地は皆無でした。ひたすら息子の体調管理と栄養管理に徹する日々。どんどん先へ進むトムの背中を追って、ひたすらついていく心境でした。

 

その後、M君は京都大学の理系学部に現役合格を果たしました。 

トムは東大二次試験の合格最低点に20数点ほど足らず、不合格になったのでした。

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