なぜそこまで中学受験に傾倒したのか?
そこには自分自身の黒歴史があります😓
私は田舎の、マンモス公立中学で中学時代を過ごしたのですが、平和だった小学時代とは打って変わり、その中学校には「不良」や「ツッパリ(←時代を感じさせますが😅)」と呼ばれる先輩方が闊歩しておられました。
くるぶしまである長いスカートを引きずり、パーマやメークをして竹刀(しない)片手に放課後の校舎で酒盛りをしているような方々です。
事故でお亡くなりになってしまいましたが、「桜塚やっくん」みたいな中学生が実在していたのです。毎日先輩方に目を付けられないよう、目立たぬように怯えながら生活していました。ところが同じ小学校から一緒に進学した、仲の良かった幼馴染みの女子達は、皆一様に可愛くて目立つ存在で、こういう先輩達に目を付けられて誘われて堕落していったのです。万引きや不純異性交遊、飲酒やタバコなどに手を染め始める子もいました。ついに私も先輩方から呼び出しがかかったのですが、私はこういう方々に迎合する態度をとらなかったため、「生意気だ」などと言われよく「説教」を喰らいました😱本当に理不尽でした。このような先輩方は卒業すると、もれなく地元の安いキャバレーや居酒屋に「ホステス」として就職されていきました。この中学時代が、自分の人生においては最もブラックな時代でした。
まじめに勉強していると「イモ」とか「ダサイ」とか言われる世界です。今思えば最悪の環境です。
その後、地元の進学校である高校に進むと、このような不良グループは一掃され、文化的な環境は手に入りましたが、中学時代に培うべき基礎学力が欠けていて苦労しました。
中学時代(10代前半)こそが人生を決める最重要フェーズ
自分自身はその中学時代に、もっと数学を勉強しておけばよかったと後悔します。
10代のこの時期は、実は人生を決める最も重要な時期なのだと今ならはっきりと分かります。そして最も周囲に流されやすい時期なのだと。
こういう環境下で誰からも悪影響を受けず、勉強や部活に真面目に励むなどは、自分の経験から至難の技だと感じていました。息子は当時は内向的で口下手で、それまで友達とトラブルを起こしたりしたので、担任の先生から、
「今は体が大きいからイジメられこそしていないが、中学に入ったらきっと仕返しされるから気をつけて」
などと脅迫とも取れるありがたい警告を頂いていたので、おかげで私は中学受験に踏み切る決意ができました。
しかし当時、私の両親や兄夫婦は公立小学校や中学校の教諭をしていたので、おおっぴらには中学受験の事を相談できず、「公立王国」の田舎で、周囲に同じ中学受験を目指すママ友もおらず、夫も反対するなか、四面楚歌な状態でした。
果たしてこれが正解なのか、長いトンネルに迷い込んだ感覚もありました。それでも、地元のあの中学にだけは、入れてはいけない!という母としての確信だけがありました。
その確信だけを原動力に、自分の信念に基づいて行動するのみ、な状態なのでした。