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12. 東大生の学部生時代

【東大生】東大生もおちいるコロナ鬱

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とある掲示板で、大学生の息子を持つお母様の悩みについての投稿を読みました。実は同じような体験をした私は居ても立ってもいられず、しかしまだ心の整理ができておらず、息子本人への配慮からも、自分達の体験について書く事を躊躇しておりました。しかし我が家の体験談と教訓を可能な範囲でお伝えする事で、他のお母様達のお悩み解消や事前予防に役に立てればと思い、勇気を出して投稿する事にしました。息子トムの心情にも配慮して、抽象的な表現になる部分はご容赦ください。

軽いうつ症状の現れ?

去年の夏頃は、息子トムは卒業研究(理系の卒論のようなもの)の仕上げと大学院入試の準備が重なって、とても大変な時期でした。一方で、大学はコロナ渦による完全オンライン授業が導入され、全くキャンパスに行く機会が無くなっていました。

本来であれば享受できるはずの、研究室での教授や先輩、同級生との対面での親睦や交流も一切なくなりました。大変な卒研や院試に関する情報交換も激減し、トムは一人で不安にさいなまれていたと思います。その気になれば先輩や同級生と、ZoomやSNSで繋がる事はできたのでしょうが、わざわざ個別にコンタクトするほど親しい先輩や友達もまだいませんでした。同時に私自身も、部署異動とコロナ渦の影響が重なり、月1〜2回あった東京出張がなくなって、トムの様子を見がてら一緒に食事する機会が消滅していました。トムは口にこそ出しませんでしたが、かなりの孤独感に苛まれていたのではと思います。

3年になりしばらくは、LINEの家族のチャットルームに「卒研がムズイ〜」とか「院試のTOEFLの勉強せなあかん〜」とか、愚痴らしきものを時々投稿してました。その都度「頑張って!」などと励ましていましたが、そのうち投稿しなくなりました。

そしてこちらから呼びかけても応答しなくなっていきました。私は「卒研や院試の準備が忙しいのだろう」とそっとしておきました。

コロナ鬱は新入生特有のもの、という誤算

当時の私は、大学生のコロナ鬱は新入生特有のものだと勝手に解釈していました。コロナ鬱が大学生の間で深刻化していて、休学したり退学したりする子が急増しつつありますが、それは大学という新たなコミュニティへの導入が、コロナ渦でつまずいた新入生特有のものだろうと勝手に解釈していました。

トムは既に3年生だし、友達も環境も慣れ親しんでいるのだから、まず大丈夫だろうと思ってしまっていました。

ところが東大では3年次から「進振り」によって学部や専攻が細かく別れていきます。物理的にキャンパスも駒場から本郷に移ります。よって1〜2年次にできた仲の良い友達とは学科が離れてしまっていました。住まいも本郷近くのマンションに転居したので、大学も友人関係も住環境も、いっぺんに刷新され新スタートに近い状態でした。そこへコロナ渦によりキャンパスは立ち入り制限。大学もバイトも、社会活動が一旦全てリセットされた状態だったのです。

駒場で1〜2年次に過ごしたマンションは、朝夕食事付きの学生マンションで、東大生のみならず近隣の大学の学生達(男女)が多く入居していました。食事時には食堂で、顔馴染みの友人と一緒に食事をとりました。ご飯大好きのトムには、これは至上の喜びでした。それが本郷のマンションは一般向けマンションで社会人が多く、もちろん食事など付いていないため入居者同士の交流も皆無。本郷キャンパス内の学食も一時閉鎖状態。近くにスーパーがないので自炊も困難で、食事はもっぱらコンビニ弁当ばかりになっていきました。この添加物満載のコンビニ弁当も、心身ともに悪影響を与えたと思います。心身が荒んでいきました。

もし1〜2年時の学生マンションに住み続けていたら、栄養価のちゃんと計算された温かい食事を毎日摂りつつ、学生同士で愚痴など言い合って、ストレス解消できたのかも知れません。

LINE、電話に出なくなる

コロナ渦の真っ只中、こちらからLINEや電話で呼びかけても反応しなくなってしまいました。これまではLINEやLINE通話でたまに連絡してきては、大学での研究内容や刺激を受けた講義や講師など、日々の生活を楽しそうに共有してくれていました。しかし徐々に連絡が途絶えました。「大学生なんだからそんなもんだろう」という見方もありますが、たま〜に電話にでると、

あ、俺、今久しぶりに自分の声きいたわ・・・」などと言います。一人暮らしで何日も誰とも会話する機会がないと、こういう事態に陥りがちです。でも今思えば、これはかなりの危険信号でした。そのうち電話しても出なくなりました;

たま〜にトムがうっかり電話に出ると、「今忙しいから!」と秒で切られました。

「ちょっと、何やってんの?電話にでなさい!」とLINEすると、

「今取り込み中!」と短く返信が。

後でわかった事ですが、オンラインゲームの「人狼(じんろう)」などにハマっているようでした。すわ中高時代のスマホ依存症に逆戻り?と戦慄しました。リアルでは誰とも会話できないので、ゲームの世界でチームを組んで、昼夜問わず没頭するようになりました。でも単位はちゃんと取れていて、卒研も院試の勉強もそれなりにやっているようだったので、どこまで親が干渉すべきか、離れて暮らしているだけに判断できず悩みました。

強制的に帰省させる

・・・色々と心配事が重なり、院試が終わったタイミングで、ついに半ば強制的に帰省させることにしました。父親から「夏休みなんだから帰省しろ。でないと仕送りを止めるぞ」と脅したのです。

トムはとにかく全てがダルくて面倒で、億劫になっているようでした。今思えば軽いうつ症状だったのではと思いますが、周囲にも、まして本人にもその自覚や判断はできません。

私も、娘ぽや子が当時高校3年生で大学受験の真っ只中だったこともあり、無理にトムに帰省させる事をためらっていました。そして「静観」していたのです。今思えば静観という名の放置でした。だって大学生にもなって、とうにハタチも過ぎているんだから、しっかりやれて当たり前、自分でなんとかするのが当たり前、という固定觀念がありました。しかしこれは大きな間違いでした。

コロナ渦のこのご時世で、何歳であっても心を病む人が続出している最中、「大学生だから」とか「成人してるんだから」などと悠長な事を言っていては手遅れになります。子供を救えるのは親だけなので、もっと早く実家に呼び戻して、心身ともに充電させてあげればよかったと反省しきりです。それが無理なら可能な限り子供の元に出向いていって、その暮らしぶりや様子を確認したり大学の専門機関に相談して、早めに行動を起こせば良かったと。なので、離れて暮らすお子さんに少しでも異変を感じたら「静観」をやめて、すぐに「行動」して欲しいと思います。

半年以上ぶりに帰省したトムはガリガリに痩せていました(涙)。もっと早く帰省させてあげれば良かったと本当に後悔しました。3ヶ月ほど実家に滞在し、その間は大学の授業もオンライン家庭教師も実家から参加しました。毎日夫や私の手料理を食べ、家族で会話し、妹に勉強を教え、高校時代の友達に会ったりして、徐々に精気や英気を養いました。特別何をした訳でもありませんが、何気ない家族や友人との会話や日常が、元気の充電に繋がりました。

⇨★コロナ帰省中の東大生

大学生はもっとも弱い立場

今はコロナによる世界大戦の真っ只中で、終わりの見えないストレス戦争・精神戦の渦中に私達は放り込まれているのだと思います。会社でも国内・海外を問わず、ボロボロと退職していく人が後を絶ちません。まさに異常事態です。そんな中、まだ社会に出た事のない、収入もない大学生って、一番のコロナ被害者だと感じています。守ってやれるのは親だけなので、これからも精神的・経済的に可能な限り(親バカな過保護と言われようとも)サポートしていきたいと思っています。

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