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中学受験

【医学部受験】娘の中学受験で自覚した親の価値観

地元の地域は私立中高一貫校が少なく、中学受験する子供の志望校は、男女別・偏差値順にほとんど皆同じ学校になりました。
娘ぽや子も当初はあまり深く考えず、皆が目指す学校を目指していました。

志望校への違和感

志望校の一つには、私の母校も含まれていました。私の場合は大学からの入学でしたが、同じ学部に、中学からエスカレーター式に大学まで上がってきた女子達が一定数いました。

当時は中学受験は今よりマイナーで、中学から上がって来た「内部進学生(略して内進生)」というのは真性の金持ちのお嬢様集団でした。
親が、一部上場企業の社長や重役や開業医や、そんな良家の子女達ばかりです。一般庶民からすれば別世界の人達。いつも内進生だけで固まっていて、狭いキャンパスでは目立っていました。

ある時、その内進生グループのうちの一人が、突如グループからハバ(=仲間外れ)にされだしました。
理由はよく分かりませんが、深刻な仲違いがあったらしく、あれだけ固く結束しているかに見えた内進生グループの一人(Aさん)は、完全にボッチになってしまいました。そして一人寂しそうにキャンパス内で行動する姿が確認されるようになりました。はたから見ていても痛々しく見えました。

そのうちAさんは、私達のグループに近づいてきました。心優しい私達庶民は、理由も聞かずに受け入れました。彼女は庶民の金銭感覚に合わせようと、これまでド派手だった服装も質素にし、態度も別人かと思うほど謙虚に改め、安い学食でランチをともにするようになりました。そもそもお嬢様というのは育ちが良いので、変に捻くれたところもなく、付き合ってみればとても性格の良い素敵な女性でした。なので、何が原因でハバにされたのかなおさら理解に苦しみました。

そのAさんを、お嬢様グループから破門にしたと噂されていたBさんのほうと、私は卒業後10年目位にひょんなところで再会しました。
Bさんは大きな会社の御曹司と結婚して、二児の母となっていましたが、実は子供をもうけた直後に旦那様の浮気が発覚して離婚し、シングルマザーになっていました。でも働いてる様子は全くなく、優雅なセレブママだったのは、実家が資産家だからだと推測しました。

Bさんいわく、

「物心ついた頃からずっと女子校で、世間知らずのまま男を見る目が育たなかったのよ〜」などと当時の状況を自嘲していました。

内進生である彼女達のエピソードは、少なからず私に影響を与えました。もちろん私個人の乏しい経験値による偏見に過ぎませんので、お気を悪くされる方がいらっしゃいましたら申し訳ありません!あくまで私個人の体験談に基づく感想です。

でもこの体験から、凝り固まった中学時代からの人間関係や、あっけなく崩れる友情、世間で通用しない選民意識、そしてその後の人生への影響を、私はネガティブな感情とともに記憶にしっかりすり込んでしまいました。今思えば、親のバイアスがかなり出来上がってしまいました。

付属の大学という受け皿があるがために勉強を怠ってしまう生徒、むしろ大学があるからこそ小学校や中学校から進学させたい親もいます。そういった層と一緒に6年間を過ごして、娘の価値観が全く影響されないとは、私には思えませんでした。

「共学校へいきたい」

娘にそう思わせたのはこの私のバイアスからです。親の価値観や直感が、子供の受験の9割を占めるのですから仕方ないかもしれません。

息子トムの男子校での6年間は、恩師や生涯の友達とめぐりあうことができて、最上の環境だったと思います。しかしやはり男子のみ・女子のみという最大の多様性を排除して過ごす6年間が、その後社会に出た時のギャップを拡大させ、特に女子は苦しむのではないかと感じていました。

結果的には娘や息子にとって、付属の大学がなく全員が大学受験を乗り越えなくてはならない管理型教育の環境は、最上の選択となりました。ただし息子トムはいまだに女子とのコミュニケーションには苦労しているようで、それが男子校に起因している部分は(個人差もありますが)大きいのではと思います。

中学受験の志望校は、偏差値やブランドで決めてしまいがちですが、親ははたと冷静に考えてほしいと思いました。自分の子供の性格や能力に合っているか、放任型か管理型か、男子校・女子校か共学か、付属の大学があるかないか、などなど、子供の将来を見据えて最も子供の可能性を引き出せそうな「環境」を選ぶことが重要だと改めて思います。

万が一、中学受験で第一志望に受かっても、その学校で子供の可能性を磨くことができるのか。敢えて偏差値的には二番手の学校に進学して、ゆとりある6年間を過ごし、自己肯定感を高めて次のステップに向かうことも有効な選択肢です。

時々、トップ校出身の親による、中学受験する子供への教育虐待がニュースになりますが、中学受験において偏差値や学校ブランドなどは本当に意味がなく、親が「この学校でなくてはならない」などと洗脳されないでほしいと願います。ほんとに無駄です。

お子さんが中学受験に失敗して、6月の今だに引きずっていらっしゃるお母様も多くいらっしゃいますが、「むしろ早めに挫折を経験させてラッキーだった!」くらいに思ってください。中学受験の失敗は、誰よりも本人の胸に深く刻まれて、6年後の大学受験におけるリベンジに、大きなモチベーションとなる可能性が高いです。

6年後に、親子で笑えば良いのです。

人生を変えるのは、中学受験ではなく大学受験です。中学受験はあくまでその助走期間に過ぎません。

・・・中学受験の失敗に悩むお母様に相談をいただき、つたない想いを吐露しましたが、少しでも励ましやご参考になれば幸いです。

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