不合格を引きずる親子
後輩ママ友と久しぶりにZOOMでオンライン・ランチしました。
彼女の二人目の息子君がこの春に中学受験を終えたとのことでお疲れ様ランチです。本当は会って話たかったけどコロナだし遠方だし。オンラインで気軽に会えるようになったのは、嬉しいことではありますが。
上の息子さんはこの地方のトップ校である男子校の高校1年生です。弟の方は第一志望が残念で、第二志望の中学に通うことになったものの、親子でまだ不合格を引きずっているとのことでした。兄の方が残念だった学校に進学しているだけに、弟の心情が心配とのこと。
ウチも息子トムが中学受験で第一志望残念組だったので、その気持ちよ〜〜〜くわかります;
だいたい4月から5月くらいまでは、ずうっと引きずりますよね。親も悶々とするものです。ただし子供は長く落ち込んでる暇もなく、新しい環境で新しい友達や先輩、先生との出会いがあり、毎日忙しく過ごしていくうちに徐々に順応していきます。
そしてGWか夏休みあたりで、仲良くなった部活やクラスの友達の家(だいたい遠方)に、電車に乗って遊びに行くようになったり、数人で遊びに出かけるようになるに至り、もうすっかり傷は癒えているものです。だから大丈夫よ〜〜んと励ましました。
挫折に伴う痛みの記憶
13歳くらいの子供の自然治癒力は絶大なものがあります。中にはずっと引きずるケースもありますし、このママ友のように兄が、不合格だった学校に通っているとなると、コンプレックスを抱えてしまうこともあり得ます。
でも思うのは、挫折は早いうちに経験した方がよいということ。失敗や挫折のない人間ってほぼ居ないわけで、それらを通して人として成長するものなので、なるべく早いうちに大きな挫折を経験しておく方がいいとすら思っています。
むしろ中学受験での失敗などは格好の失敗材料だと(結果論ですが)。だって失敗しても行き先がなくて浪人する訳でもなく、公立中学という受け皿もあるので、精神的にも経済的にも痛手は非常に少ない訳です(今だから言えることですが)。
当然ながら年齢が上がるほど失敗の代償が大きくなる。大学受験や就職活動で失敗すると浪人や就職浪人、就職留年となり、精神的にも経済的にもダメージが大きくなるわけです。
子供が二人とも大学生になった今だからこそ子育てを俯瞰して言えることではありますが、挫折を知らない優等生ほど先々が心配かな〜と。子供のうちは、踏んでも踏んでも伸びてくる雑草のよーに、失敗や挫折を経験して精神的に強くたくましくなってほしいとシンプルに思います。その時々を支える親のメンタルも大変でありますが。
だから子供のうちに経験する挫折や失敗は、むしろ歓迎したいくらいです。子供の心の傷は癒えても、辛かった・悔しかったという「痛みの記憶」は、子供の潜在意識にしっかり刻み込まれます。そしてそれが、6年間の充実した学校生活を経て、たとえば大学受験という「再挑戦」に挑む原動力になるのだと思います。
そんな話をするとママ友は「元気でました〜〜〜!」と画面の向こうで笑顔になってくれました。お子さんの可能性を信じて、温かく見守ってあげてほしいですね。
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