2年ぶりの同窓会
息子トムがこのGWに帰省すると言ってきました。毎年GWと盆暮には帰省するのですが、今回の帰省はとても楽しみだと言います。というのも、2年ぶりに高校時代の仲良し同級生数人と、会う事になったからです。
コロナ禍になってからはここ2年以上、皆が実家への帰省自体を控えていたので、なかなか会えなかったのだそう。本当に久しぶりだとトムはワクワクしています。
その一方で、若干顔を曇らせてトムが語った事には、かつてのライバル・M君の現在が、すこし残念なのだとか。
かつてのライバルのいま
M君は、高校時代にトムが勉強の師匠と崇めていた友人です。中1から高2まで常に学年トップを独走し、皆から「神童」と崇められてきた彼。高3からは、スマホ廃人を脱して勉強に目覚めたトムが猛追し、良きライバルとして首位を争った仲間です。そして現役で、見事に第一志望の○大理系学部に合格しました。
トムより1年早く卒業したM君の就職先をこのたび初めて聞いて、戸惑ったそうです。名前も聞いたことのない地方の中小企業でした。そこで工場管理系の仕事をしていると、ちょっと疲れた様子で語ってくれたそうです。さぞかし大きな有名企業に入って、研究開発職でバリバリやっているのかと期待していたトムは、少なからず衝撃を受けたようでした。
その就職先を選んだ理由は、大学院の研究が忙しすぎて就活などする暇もなく、気づいたら企業の募集時期も終わっていて、教授から推薦をもらって一択で就職した、との事でした。ちなみに仕事は、大学院時代の研究内容とは一切関係のない仕事です。
ブラックな大学院研究室???
こういうケースは東大でもよく聞かれるそうです。所属する大学院の研究室がブラックだと、朝から晩まで研究課題に没頭する事になり、中には研究室に寝袋を持ち込んで寝泊まりする学生まで居て、とても就活どころではなくなると。これが強要されての事なのか、はたまた自主的になのか分かりませんが、とにかく大学院時代は研究に力を入れすぎて、就活などした事がない、という学生も一定数いるそうな。
そして教授が持っている企業リストから一社、推薦をもらい就職していく人が少なくないのだそうです。
東大・京大の新卒チケットを使って真剣に就活すれば、こんな俺でもビッグネームの企業から内定がもらえるのに;
などとトムが思ったかどうかは定かではありませんが、かつて首位を争った友人としては歯がゆい気持ちが残るようです。大学院の研究活動もいいけど、研究員になって大学に留まるのでもない限りほどほどにしておいて、自分の将来のために真剣に就活をやった方がいいのでは?と。
別に大企業に就職する事が幸せだとは全く思っていませんが、せめて半年くらいは就活やインターンにも参加できるくらいのゆとりを、学生に持たせてあげてほしいと切に願います。トムのよーに就活ばかりしてる学生もどうかとは思いますが・・・
M君は会社では大切にしてもらえるけれど、仕事量が多すぎて毎日残業の嵐だと愚痴っていました。でも社会人ってそんなもんでしょ、と達観していたとの事です。そのまま勤め上げれば、将来は間違いなく役員以上のコースなのでそういう選択肢もありなのかもしれません。
出世競争でライバルの少ない中小企業を選ぶか、東大京大がゴロゴロいる大企業で転職・起業を前提として切磋琢磨するか。個人の考え方は人それぞれですが、本人がやりがいを見つけて成長してくれれば結果はオーライなのだと思います。
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