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9. 東大生の高校時代

東大生の高校時代(6)~エリート集団~

「環境が人を創る」

塾での最上位クラスへの格上げが、息子トムには大きな刺激となりました。

毎年東大に30名程度の合格者を輩出する東海高校の生徒達と机を並べ、その会話に耳を傾けました。授業の合間に彼らが交わす雑談から、いろいろな情報収集ができました。

ためになった参考書、問題集、数学の青チャートは何周目をやっているか、東大の過去問は何年分をやっているか、大阪の鉄緑会に通っている友達の情報、などなど。自分の通う高校では収集できない生の情報の宝庫でした。トップクラスでのライバル達の教材や受験勉強の進度や方法、意識の高さに衝撃を受けると同時に、自分も少しでも近づけるよう彼らの習慣を取り入れるようにしました。

そしてなにより、彼らのマインド・気持ちの強さ、意識の高さに刺激を受けたようです。鉄緑会もそうですが、周囲が全員、当たり前に東大を目指す環境にあれば、それが当然の目標となり、心理的障壁はかなり下がります。

そのクラスはほぼ全員が東大・京大または国立大医医を目指す生徒達の集団だったのです。

鬼気迫るエリート達

ある時、私はトムに頼まれて塾に届け物をした事がありました。「自習室でやる問題集を自宅に忘れたから、届けてほしい」と言うので、持って行った時の事です。

自習室のドアノブに手をかけて開けた瞬間、同じ手に持っていた鍵束を派手に床に落っことしてしまいました。いくつも鍵のついた鍵束は、「がちゃん!」という大きな騒音を立てて床に落ちました。

ドアの向こうには30名程度の生徒達が、机につっぷして猛勉強していました。一斉に振り向かれて注目されるのかと思い、私は一瞬ヒヤッと身を縮めました。

…が、誰一人として反応しないのです。😳

狭い空間に並べられた小さな机は満席で、全員が前傾姿勢で自習しているのですが、誰一人として私を振り返る生徒はいませんでした。イヤホンをしている訳でもありません。静寂の中、聞こえるのはカリカリというシャーペンの音だけです。

全員の物凄い集中力と闘争心、焦燥感のようなものが、見えないオーラのように教室全体を覆っているのでした😱😱😱

「気をそらせたら負け」。 そんな空気感が漂っていました。

私がその異様な雰囲気に飲まれて呆然と立ち尽くしていると、トムが一人だけ物凄い形相でこちらを振り返っているのが見えました。慌てて落とした鍵束を拾い上げ、トムの机にそっと近づくと、頼まれた問題集を差し出しました。

トムは顔をしかめてそれを乱暴に受け取ると、礼も言わず、またすぐ机上のテキストに目を戻したのでした。

いつもなら、

「ごめん、ありがとね。」

などと言うような子だった筈なのですが、声を発する事も憚られるような鬼気迫る雰囲気の中とはいえ、トムを初めて他人のように冷たく感じた瞬間でもありました。

東大を目指すという事は、こういう世界で闘う事なのかと、私はトムの置かれた環境を少しだけ理解した気がしました。

東大二次試験の会場は、もっと激しい緊張状態の中にいる事でしょう。

まさに「戦場」という言葉がぴったりの、鬼気迫る「自習室」なのでした。

…それが高3の春の事でした。

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