塾と予備校

【医学部受験】鉄緑会の魅力とSEA

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鉄緑会は駿台や河合、SEA(名古屋)と比べてどう違うのか?というご質問を頂きました。鉄緑会に入会させるか迷っていたり、鉄緑会に関心が高いご家庭が多い事を実感します。子供達を鉄緑会(ぽや子)やSEA(トム)、駿台予備校(両方)に通わせた経験から、鉄緑会を中心に書いていきたいと思います。

鉄緑会は「東大(理三)専門塾」

鉄緑会には指定校制度があり、東京校では筑駒、桜蔭、開成、筑波大附属、雙葉、白百合、海城、麻布、豊島岡などの13校となっています(※時々入れ替わるらしいですが)。中学への合格発表から2週間以内であれば、無試験での入塾が可能という優遇制度です。ただし大阪校にはこの指定校制度がなく、全ての入塾希望者に入塾テストが課されるそうです。大阪校では、灘と洛南の在籍者が圧倒的に多く、他に神戸女学院や東大寺などが多い模様。ちなみに京都校(中学生)では同志社の生徒も多く、ぽや子が短い在籍期間で唯一お弁当を一緒に食べた女子も、同志社中学の女子でした。その子の通塾理由は「家が近いから」だったそうです。中学のうちは、東大進学を意識しつつもさほど前のめりにならず、「皆んなも通ってるからとりあえず入っとこ」的な生徒さんもいるようです。

鉄緑会の魅力とは

鉄緑会の魅力は、なんといっても目の前に東大医学部生がゴロゴロいる環境といえます。大阪校では京大医学部生。普通に生活していたら(特に地方の進学校では)滅多にお目にかかれない人種なので、もはや雲の上の存在です。そんな人たちが、目の前にゴロゴロ居て日常的に会話が交わせて、勉強の質問や相談にも応えてくれる。それによって、東大理三という神格化されたブランドに対する畏怖の念が取り除かれる事が、最大のメリットでしょう。そしてそこに数年後の自分の姿を重ね合わせて、具体的に想像できるようになる。周囲も同じく東大理三を目指す仲間達の中で、そこに進むのがごく「当たり前」の状態になっていく。それは特別な事ではなく、この日常の延長上に待っている身近な自分の未来であると確信できる事が、最大の魅力だと思います。よって鉄緑会は真剣に東大理三を目指すお子さんにとって、最強の場所であるといえます。逆に、目標が曖昧なままだと返ってマイナスになる可能性も孕んでいると思います。

開成や桜蔭などの超有名校の生徒も「鉄」出身

「ルポ塾歴社会 おおたとしまさ著」によれば、理三に合格した開成や桜蔭生に占める鉄緑生の割合は、それぞれ3割、4割(2015年データなので現在は更に増えているかもしれません)、筑波大附属駒場に至っては5割超に登ります。つまりは理三合格者の裏には「鉄」の力が相当働いているという事ですね。ぽや子の学校でも現役理三合格者はやはり鉄緑会に通っていました。有名高校の人気のバロメータである東大(理三)合格者数の押し上げに、鉄緑会がかなり貢献しているという事ですが、そうなると高校の大学受験への指導力や実力とは?となります。

高校は「国籍」、塾は「大学合格のツール」

おおた氏の著書によれば、”筑駒の卒業生の取材で、「学校では受験対策はゼロ。殆どの生徒が授業中に内職して鉄緑会の宿題をやっていました」と証言したほか、桜蔭の卒業生も「現役で東大や国公立大の医学部に行く生徒の大半は、鉄緑会に通っていたと思います」と言う”。”高校はいわば「国籍」であって、塾は「大学合格のためのツール」”と定義されています。高校が「国籍」とは言い得て妙だと思いました。高校は生徒の基本的スペックを示すものであり、東大など難関大に合格できるか否かは、どのツールを選択するかにかかっているという事ですね。そして高校と塾は抜き差しならない関係にあり、塾の宿題を学校でやっていても、自由度・放任度の高い高校ほど黙認している様子が容易に想像できます。ただしぽや子のような管理型の高校だと、限度が過ぎると明らかに「目の上のたんこぶ」的に捉えられるようです。

ドラゴン桜「受験は集団戦だ!」の意味するところ

「ドラゴン桜」でもたびたび聞くのが「受験は集団戦だ!」というセリフ。これも言い得て妙だと思いました。息子トムの東大入試の時は、キャンパス内や試験会場の教室、試験後の本郷三丁目の地下鉄周辺には、同じ塾や高校からの受験生が多数いて、リラックスした様子で互いに言葉を交わしていたと言っていました。たった一人で地方から上京して孤高に挑むトムには、一科目終わる毎に何気ない会話が交わせる同士が戦場試験会場にいる事が、かなり羨ましかったようです。一緒に戦ってきた同士が、試験会場では最大の精神安定剤になる訳ですね。

東大の二次試験は科目間の休憩時間が非常に長く、例えば午前中に国語が11時に終わると、午後の数学の試験(14時開始)までに昼食時間も含めて3時間も休憩時間があります。トムのような数学ヲタの理系男子だと、たいてい国語は捨ててますから(笑)、出来いかんによっては精神的ダメージを受けないとも限りません。得点源となる数学の開始時間までに体制を立て直し、6問中5完(完全回答)を目指すマインドに切り替えねばなりませんが、そんな時に一人で悶々としているよりも、同じ様な仲間達と言葉を交わせたら相当心強かったのだろうなと思います。

SEAや駿台とどう違うのか?

SEAも指定校制度があります。中1から入塾できるのは東海中学・南山女子中学の2校のみ。これ以外の中学は、入塾テストを受けて中2からしか入れません。定期的にある塾内模試も、この2校の定期試験の日程に合わせて授業日程が組まれる優遇ぶり。旭ヶ丘などの公立トップ校の生徒も少数在籍していますが、あくまで主役はこの2校で、東大や名大医医といった煌びやかな合格実績を叩き出すのも、この学校の上位層達といった感じでした。

ただトム曰く、女子生徒の中には意識の低い生徒が残念ながら一定数居て、教室や自習室での私語がうるさくて集中できない!とよく文句を垂れておりました…。生徒同士の私語に悩まされるなどは、公立中学校での話かと耳を疑いたくなります。よもや有料の私塾で起こりうるとはと、正直がっかりした事があります。面談の時に教務課の方にそれとなくお伝えしましたが、あまり改善はされませんでした。塾は複数かけもちしていたので、自習室は主に駿台を利用するうちに、SEAの講座は数学・物理だけに絞って、次第に足が遠のくようになってしまいました…。自習室は、高3になるとメインの勉強場所になるので、こちらの環境もとても重要な要素になってきます。駿台は子供二人によれば、通った塾の中で最高の環境だと言っておりました(名古屋駅前校)。空調が効いた自習室が各階に複数設置されており、一つひとつに仕切りのある固有デスクが朝9時から夜9時まで利用できます。高3生・既卒生しか利用できない専用自習室も完備しており、室内はもちろんフロア全体で私語は厳禁。保護者の立ち入りも制限されており、集中力が途切れる事なく勉強できたと証言しておりました。検討されている方は、まずは直接親子で見学にいかれる事をオススメします。名古屋駅にも近く、学校の下校途中に利用できるので、女子にも安心でした。


SEAは数学は東京のSEGと提携していて、同じテキストやカリキュラムを採用しているのでレベルが高く、相応の実力がつくと思います。ただし一番上のクラスとそれ以外では、テキストも授業のレベルも異なるので、最上クラスでないと意味がないとトムは常に申しておりました。SEAでは物理・化学も高1から取れます。鉄緑会では理科は高2から選択できると聞いていますので(※確実な情報は直接お確かめ願います)、早めに他教科を着手したい場合はSEAになります。

ただし一番よろしくないのが、鉄緑会とSEAを両方通う事かと思います。金銭的にも本人の体力的にも相当の負担がかかるし、それぞれに3〜6年間を見据えた独自のカリキュラムがあるので、どちらかに専念した方が最終的には効率的といえます。

じゃあ結局なにがいいの!?という話ですが、息子トムと娘ぽや子の一致した意見を次回のブログで書ければと思います。また他に「こういうところがもっと知りたい!」という事があれば、メールでもコメントでも結構ですのでお寄せください。私の実体験からのかなり主観的な感想でよろしければ、お応えしたいと存じます。

かなり冗長になってしまいましたので今回はこの辺で!

鉄緑会についての詳しい情報はこの書籍でどうぞ。

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