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【医学部受験】鉄緑会と東大医学部

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鉄緑会についてのご質問をいくつか頂き、中高生をお持ちのお母様方の鉄緑会への関心の高さを痛感しています。鉄緑会は「中高6年一貫校の生徒を対象とした、東京大学受験指導専門塾」と自ら謳われているだけに、子供を東大に進学させたい親御さんにとっては意識しない訳にはいかないですよね。特に理三(医学部)への合格者数が6割を超える塾などは、他にはありません。

うちは1年も在籍しなかったので、あまりうまくお応えできる自信がないため、もし鉄緑会に6年間通わせた事がある&現在通わせていらっしゃるお母様がいらっしゃいましたら、どんな瑣末なことでも結構ですので、ご感想やエピソードなど、教えて頂けると嬉しいです。(宜しければ下のコメント欄からお願いします。↓↓↓)

その後の娘の成績や進路、東大医学部への憧れなどをどう処理したのかについて、お応えできればと思います。あくまで一親子の個人的主観としてご参考になれば幸いです。

鉄緑会退会後の成績

鉄緑会を辞めた後の娘ぽや子の成績ですが、高1の校内最初の実力テストで数学で1位を取りました。後にも先にも1位はこの1回きりですが、やはり鉄緑会で鍛えた力が発揮されたのだと思います。英語の方もかなり伸びましたが、数学ほどではありません。数学のカリキュラムに定評があるだけに、宿題や予習・復習をしっかりこなせば、相当な力がつくのだと思います。

東大医学部への憧れ

兄トムが理1に合格していた事もあり、ぽや子の中で「私も東大に行きたい」という淡い憧れが生まれていたのだと思います。鉄緑会に入った当初は「宿題が多すぎて大変!」とこぼしていましたが、そのうち慣れて習慣化し、淡々とこなすようになりました。何しろ新幹線通塾なので、車内での時間がある程度は確保できるし、部活も辞めていたので、なんとか予習や復習をこなす事ができたのだと思います。

もしあのまま通塾を続けて、万が一東大に合格したら、とある時ふと考えてみました。

都内一人暮らしのコスト

息子トムが東京ですでに一人暮らしをしていますが、マンション代や食費・高熱費などで月に16万ほど、年間で200万位かかっていました。授業料やパソコン・プリンタ代・テキスト代などで初年度90万ほど、合わせると年間最大300万ほどかかっていました。国立大で授業料が安いとはいえ、一人暮らしをさせるとなると、家賃や仕送り等々でその3倍以上のコストがかかりました…

理系なので大学院まで進む事を考えると、一人6年間で1500万〜。食費や教科書や小遣いなどは自分である程度バイトで稼ぐとしても、今はコロナ渦で思うように稼げません。

また引っ越し費用と労力も痛いものがありました。東大は1〜2年は駒場キャンパスですが、進振りで3〜4年は本郷キャンパスに移ります。これに合わせて住まいを探し、親も手伝って引っ越しをしました。よって引っ越し費用や新居の敷金・礼金なども発生。トムの友人でも、地方から上京して最初は同じ食事付き学生マンションに入った人でも、3年次から本郷近くのマンションやアパートに引っ越す人が殆どで、自宅生でない限り同じマンションから通い続ける人はあまり居ませんでした。3年から各学部の専攻に進むので、研究室で過ごす時間も増えるためです。

娘ぽや子は女子なので、どんなに仲が良くても、さすがに兄と同じ部屋に住まわせる訳にはいかないだろうと思いました。よく男の兄弟や女の姉妹同士で複数部屋のあるマンションに住まわせているママ友はいましたが、性別が異なる2人の兄妹を、決して広くはないであろう東京のマンションで、2部屋独立した物件を探して住まわせるというのは、色々な面でかなり厳しいだろうと予測しました。

となれば娘も別のところに一人暮らしをさせる事になり、兄と同額の出費が上乗せされる事になります。…..これはもう破綻です、破綻。教育費破綻…..。

うちはしがないサラリーマンなので、3600万の教育資金が、役職定年も見えてくる50代で大きくのしかかる事は、「貧困老人」への道まっしぐらでした。お金の事で子供の未来を制限したくはありませんが、自分達が健康で定年まで働き続けられることを前提にしても、必要資金を計算すると暗澹たる気持ちになりました。

医学部の偏在

目を転じると、東海地方は医学部のある国公立大が比較的多く、私大も合わせると7校あります。国公立大の数は計5校あり、しかも比較的狭い範囲に点在しています。名古屋市内や近隣の市であれば自宅から通える距離にあることが、この地方の医学部熱に拍車をかけていると雑誌記事で読みました。県内トップ校の医学部進学率が異様に高い事にも影響しているようです。

おおたとしまさ氏の「ルポ塾歴社会」の中のチャート(「日本の医療格差は9倍 医師不足の真実」(上昌広著、光文社刊)より引用)によれば、人口当たりの医学部数は、東海地方も高いことがわかります。要するに医学部の受け皿が比較的多いということですね。

出典:「日本の医療格差は9倍 医師不足の真実」(上昌広著、光文社刊)※「ルポ塾歴社会」(おおたとしまさ著)から引用

親の寒いフトコロ事情と、娘ぽや子の「医師(臨床医)になりたい」という希望をかんがみると、東大でなくても国立大であればいいという結論に至りました。

娘がそばに居てくれる幸せ

既に息子トムは自宅を離れており、就職も地元にもどるつもりはないのだと思います。親としては戻ってきてほしいという願いもあるものの、男子だしせっかく東大まで行ったのだから、そのまま東京で自分のやりたい仕事に就いて活躍してほしい、という気持ちもあります。

でも娘も同じように東京に行ってしまったら、夫と二人で「空の巣症候群」に耐えられるのか不安でした。私の母もそうですが、女の子は親元に置いておきたいと考える親が多いのではないでしょうか。この親の心理的ブレーキが、おそらく東大の悩みなのだと思います。

東大は、地方からの女子学生を増やすために、一人暮らしの女子学生に家賃補助(月3万)を出したりしています。男女差別的背景もあるのかもしれませんが、娘の安全面を心配する親の過保護も、東大の女子率が伸びていかない要因の一つなのかもしれません。

これについてはまた別の記事で書きたいと思います。

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