2021医学部受験

医学部受験について思うこと(2)

まさかの国立大医学部医学科の追加合格の連絡から1週間が経ち、4月始めの今週は、娘ぽや子は毎日大学に通いました。

各種オリエンテーションや入学式(代表者以外は学生も保護者もオンライン参加)、健康診断などなど。朝9時から集合の日もあれば、午後からの日もあり、まだ通学のペースは掴めていませんが、来週から始まる授業は特に医学部は毎日対面で実施されるらしいので、電車の定期券を1ヶ月間だけ購入しました。すぐにGWや夏休みに入るので、様子を見ながら1ヶ月単位で更新する予定です。

入学式や大学生協の説明会はオンラインで視聴しました。ぽや子は早速友達を何人も作ってLINEを交換し、毎日待ち合わせて一緒に学食でランチしたり、配布されたシラバスを見ながら履修登録を行っていました。

毎日夕食時に、どんな出会いがあったか、大学でどんなイベントがあったかを楽しそうに報告してくれるので、夫と私でそれを聞くのが最近の楽しみになりました。

昨日は医学部医学科全員の自己紹介があったのですが、その中で異色の経歴の新入生もいました。

「やはり医師になりたい」と思い立ち、東大文3を1年で中退して入学してきた男子。

社会人を何年か経験して、「やはり医師になりたい」と思い直して入学してきた20代後半の男性。

ぽや子が通っていた塾で、常にトップだったものの東大理3に落ちて後期でこの大学に合格した女子。

同じく東大理2に落ちて、後期でこの大学に合格した女子。前期東大落ちの子が、ぽや子が知っているだけで2人いました。

前期「東大落ち」・後期「国公立大・医学部合格」組

・・・特にこの東大理2落ちの女子は、ぽや子とも交流があったようで、「きっと東大理2を目指して浪人するのだろう」と塾仲間の間でも噂されていた子でした。

「オリエンテーションに参加しているということは、東大を諦めてこの大学に進学するいうこと?」とぽや子に聞くと、

「多分違うと思う。だってずっとボッチ(※一人ぼっちで行動すること)だもん。あんまり友達作る気がなさそうだから、多分すぐに休学するんだと思う」と。

「へえええぇぇ〜そうなの?せっかく国立大医学部医学科に合格してるのに、休学して東大理2を再受験するってこと?そもそも東大理2って、3年生からは理学部に進学だよね?医学部と進路が違うよね?」と聞くと、

「東大理2から入って、進振りで3年次から医学部に進学するつもりなんじゃない?」と答えるぽや子。

「そそそそんなことが可能なの!?東大理系で理2が合格最低点が一番低いからとりあえず入っておいて、3年から医学部へ転向なんて、そうそう簡単にできるものではないのでは?」と率直な疑問を持つ私。

早速トムにLINEで問い合わせたところ、理2→進振りで3年から医学部、という経路は結構メジャーなのだそうです。さらに理1(工学部)よりも理2(理学部)の方が、医学部との学問の親和性が高いので、実際に毎年10名程度は理科2類から医学部に進学するそうです。理科2類の一学年がざっくり550名として、大体2クラス中でトップの成績を取れば進振りで医学部への進学が可能だと言っておりました。

・・・とはいえ、周りが全員東大生の中でトップの成績を取るのと、一般入試で理3に合格するのと、どちらがハードルが低いのか疑問ですが、東大生の1〜2年次は学部関係なく全員駒場キャンパスで教養課程に学ぶので、浪人するよりはその2年間を有効活用して医学部に再チャレンジした方が効率的だという事なのでしょう。

「もし医学部がダメでも東大生というブランドは手に入るし、進振り浪人だってあるしね。」とぽや子。

・・・うぅ〜む。なるほど。戦略的だなぁ〜と今更関心してしまいました。それにしても国立大医学部を休学して一年後に東大理2を再受験し、さらに2年後に医学部に挑むとか、気が遠くなるような挑戦だなぁ〜とため息がでます。それを支える親御さんの心労も、大変なものではないかと。

東大医学部を目指して必死に努力してきた子が、後期の大学で満足できるかというと、かなり難しいとは思います。ただ、医学部においては最終ゴールは医師の国家試験に合格して「医師」になる事だと思うので、大学ブランドに囚われすぎると人生の遠回りをしそうな気もします。

毎日浮かない顔をして一人ぼっちでオリエンテーションに参加しているその女子を想像して、ちょっと切ない気持ちになりました。東大ブランドは、息子トムもそうでしたが、いったん取り憑かれると簡単には抜け出せない強烈な魔力があります。東大に限らず第一志望への執着が強ければ強いほど、なかなかその執着が捨てられず、生涯コンプレックスを抱えたりもします。

でも「人生万事塞翁が馬」 与えられた場所で満足して次なる目標を見つけ努力することで、人として成長して幸せを掴めるものです。

ぽや子は第一志望に落ちたものの、さほどの執着はなく、今はこれから始まる大学生活にワクワクしています。前期にも後期にも落ちてどこにも行き場がなくなり、辛酸を舐める経験をしたからこそ、この大学とのご縁をありがたく受け止めることができたのかも知れません。

他にも、2浪・3浪の同級生も多くいました。国公立大の現役・浪人生の割合は一般的にざっくり6:4くらいと言われていますが、実際にこの大学でも募集枠を、一般&地域枠推薦:前期入試:後期入試でおおよそ4:4:2で割り振られており、現役生を推薦で多く確保したいとの思惑が感じられます。かつて某私大の医学部で浪人生や女子の受験生の得点を不当に低くする採点操作が問題になりましたが、医師不足の日本で、少しでも永く医療に貢献してくれる学生を多く採りたいとの意図から、推薦枠の定員を増やす大学も増えているようです。

また医学部受験について思うことを、ぽや子の大学生活を通して綴っていきたいと思います。

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