50代ライフスタイル

【医学部入試】去年の今頃を振り返る(4)〜医学部と東大院試のW受験時に実践したこと〜

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前期試験までのカウントダウン

国立前期の出願開始が1月27日に始まりました。そして出願期間中は連日、じわじわと増え続ける出願者数をネットで確認しながら、ハラハラ・ドキドキの毎日。出だしは皆様子見なので、すぐには出願者数も伸びず、「あれ?今年は出願者数が少ないんじゃね?」などと喜んでいると、週明けとか大安などの翌日にドバッと増える傾向があります。この頃は連日、朝起きるとネットで前日の出願者数がどうだったかを確認して一期一憂するようになりました。

ぽや子は毎日予備校の自習室で、○進衛生予備校の志望大学別過去問や類題を、過去15年位までさかのぼってひたすら解きまくっていました。問題用紙のプリントアウト係は私。5教科7科目分の問題用紙は2in1で印刷設定しても1年分で約15〜20ページ位あるので、それを常時2〜3セット、常に切らさないように印刷して常備しておきました。インクとA4用紙がみるみる消費されていくので、夜中に切らしてぽや子に怒られないよう大量に買い置きしていました。

解答用紙はぽや子から受け取り、採点のために近所の○進衛生予備校まで私が持っていって提出しました。スマホで撮影して提出できるのですが、解答用紙を1枚1枚きれいにスマホで撮影して送信している時間が無駄な上、時々通信状況が悪いのかエラーになるので、毎日直接私が持ち込むようにしました。また添削結果はネット上で確認できました。

志望大学の過去10年分の合格最低点・平均点のグラフを作成し、ぽや子の過去問の点数を当てはめては、あと何点とれば合格最低点をクリアできるよ!などとぽや子に伝えていました。しかしこの時点で、合格者平均点には達しておらず、実は厳しい状況だという事は私にも分かっていましたが、敢えて目を逸らしていました。既に出願を終えていたので、あとは神風が吹いてぽや子に有利な出題がなされることを祈るのみ。この頃はまだフワッとした合格への希望を抱いていたのでした。

しかし夫は冷静に、志望大学の昨年度の合格者分布表を分析して、ぽや子の共通テストの結果と今の過去問の得点率を照らし合わせ、このままでは合格は難しいよと私にだけ伝えてきました。「そんな情報、要らんわ!そんなん今言われてもどーすることもできんし」と私はイラっとしました。こういう時って男親は、よく言えば冷静、悪く言えば我が子なのに他人事っぽいとゆーか。会社組織で、物事を贔屓目に見ず、数字で客観視する分析体質が出来上がっているのでしょうね。良い点でもありますが、そこが情緒的な母親(私)との違いです(笑)。

東大工部系院試

ぽや子の大学入試と並行して、トムも大学院への受験を控えていました。そして2月の頭に志望する科での選考が行われました。そして学科試験と口述試験を終えたその日に、試験官である某有名教授から、非常によい感触を得ていました。学部で行ってきた研究内容を面接で話すと、まさにウチの研究室で欲しい人材だとコメントをもらっていました。そしてなんとその日の夜にメールで、合格「内定」の通知をいただきました。国立大学の大学院入試で、試験の当日に合格の内定がメールで貰えるなんて聞いたことも無かったのですが、大学院ともなると教授との相性も大切らしく、幸いにもトムはその教授にとても気に入られたようでした。

大学院進学に伴い、それまでの本郷キャンパス至近のマンションを引き払い、もっと家賃が安くて広い物件に引っ越す事にしていました。院試勉強が忙しいトムに替わって、あらかじめ夫がネットで物件を探しておき、オンラインで内見して仮契約まで済ませていました。それまでのマンションよりも、安くて広いロフト付きのアパートになりました。

合格と同時に今度は引っ越し日を決めて引っ越し業者を選定したり、今のマンションの解約手配や、卒業式に着用するアカデミックガウンの手配をしたりして、こちらも膨大な諸事雑事が発生していました。今から思うと本業の仕事がありながら、ぽや子の医学部入試とトムの大学院入試&引っ越し&卒業式などなど、よくも同時進行でこなしたものだと我ながら感心します(ほぼワンオペ;)。コロナで完全在宅勤務となり、往復2時間の通勤時間や会社に物理的に拘束される時間が無くなったからこそ、ストレスも少なくできたのだと思います。これが今まで通りの忙しさだったら、間違いなく発狂していたか、体に変調をきたしたか、あるいは何かが破綻していたかもしれません。

ひたすら断捨離

在宅勤務となりずーっと家にいて、子供達の受験の果報を待つ間は、気を紛らわせるためにひたすら断捨離に精を出していました。・・・というよりも、まるで取り憑かれたように寸暇を見つけてはモノを捨てていました(笑)。

2020年5月〜2021年3月までの約10ヶ月間に、捨てた家具類は10点以上、捨てたガラクタ(紙類や衣類、その他諸々)は90Lゴミ袋に30個以上に登りました。大量の本も子供達の教材含めて500冊くらい、BOOKOFFに収集に来てもらって処分しました。バス・トイレ・洗面所の水回りのリフォームも敢行し、DIYで家中の壁紙と床を張り替えました。家の様相はガラリと変わりました。枯れかかっていた観葉植物が青々としげり出し、ぐいぐいと背丈が伸びるようになりました。

まいにち神頼み

生まれて初めて神棚を購入したのもこの頃です。あまり信心深くない私でしたが、藁にもすがる思いで毎日手を合わせました。

娘ぽや子が毎日朝から晩まで予備校の自習室に通うので、車で駅まで送迎するのですが、朝娘を送ったその足で、近所の氏神神社に寄って、毎日お参りました(今も毎週行きます)。

あまりに毎朝来るので、境内を掃除する氏子さんらと顔見知りになりました。そして毎朝あいさつを交わすようになり、時々たわいもない会話を交わすようになりました。すると境内にある池の鯉に餌をやらせてもらえたりしました(笑)。この地方では昔、鯉は神の化身と言われていたそうなので、個人的には大変ありがたく嬉しい事でした。

とにかく運気上げ

もともと霊力も霊感もなく、スピリチュアルと聞くと「若い女子向けのたわごと」くらいに胡散臭く捉えていた私ですが、この頃はやたらとスピリチュアル系のYouTuberを聴きまくり、「家族の運気が上がる」と言われる行為を片っ端から実践していました。

・・・たとえば、玄関の人工芝

玄関の下駄箱の棚にはホームセンターで買ってきた人工芝を敷き、帰宅した家族の靴を全てアルコール消毒液で拭き上げてから綺麗に並べてしまいました。玄関のタタキもアルコール消毒液で隅々まで拭き上げ、ドアの両側には盛り塩をしました。

この時に溜めて実践した風水ノウハウは膨大にあるので、また記事にしたいと思います。

・・・神頼みや風水って、本当に効くんですよ。

子供の受験で不安やストレスでいっぱいのとき、一心不乱にやっとことは、断捨離や神社通い、そして風水でした。そして不思議と「明るい未来が拓けている」のだと感じることができ、本当に心が落ち着くのでした。

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