今年もあっちゅう間にお盆休みに入ったと思ったら台風7号が日本列島を縦断しつつあり、今日は早朝から東海地方も暴風雨に見舞われております。
つい先日、息子トムが帰省しました。
4月に就職して以来、初めての帰省です。今回は史上初・1泊2日の短い滞在となりました。予想はしていたもののトムは何かと忙しいらしく、東京から新幹線で名古屋に来て、そのまま私の実家の最寄り駅に電車を乗り継いで直行し、私も娘ぽやこと車で実家に向かい、現地の駅で待ち構えてトムをピックアップして実家に向かうという強行手段で行ってまいりました。
トムの乗った電車が到着するのをホームでしばし待つ間、感慨に浸りました。
高校時代は毎日このさびれた駅から電車に乗って親友のY子と学校に通ったんだよなぁ〜 我が懐かしのホームタウン。まさに青春だったわ〜
と思い出に浸っていると…
電車が定刻通りに到着し、ドアが開くと人がまばらに降りてきました。
その中でひときわラフな格好の、アロハシャツに短パンとビーサン、リュックサックというどこぞの小学生のよーなイデタチで、我が不肖の息子が現れました。
手には土産の紙袋。よしよし。東京駅を出発する前に「必ず手土産を買って来るよーに」と携帯に電話しておいたので、さすがにちゃあんと買ってきたよーだ。
まだまだ元気で居てほしいけど、高齢の両親にいつまでこんな風に会えるか分からないので、盆暮の休みには必ず孫(トムとぽやこ)を連れて顔を見せに行くことにしております。子供らもをそれを幼い頃からの定例行事と捉えているので、なんとか万障繰り合わせて実家に帰省しています。
炎天下の中、皆で実家近くのお墓の掃除もやりましたとも。全身滝汗をかきました。
父は行くと必ず孫達にお小遣いをくれるので、実はそれも楽しみの一つのよーです(こら)。4月から就職して高給を稼ぐようになったトムにも、父はまだ小遣いをくれようとするので「もうトムは社会人なんだから小遣いはいらないよ」と言うと「俺にとってはトムもぽやこも可愛い孫だから」と言って小遣いをくれます。父にとっては、いくつになってもトムやぽやこは幼いままの孫なわけで、それで互いが幸せならお金を受け取ってもよいとゆーことにしております(なんでも都合よく解釈する私w)。
そしてトムが東京駅で買ってきた土産の菓子を渡そうとすると「菓子は食べないからいらん」と言われてしまいました。私が「皇居外苑のお菓子って書いてるけど」というと父は「あ、それならもらう」とw
なぜ「皇居」という文字が入ると人はありがたがるのだろーか。その字面には強烈なブランド力があるとゆーか無下に扱えないオーラが発散されていて「東京大学」の字面にも類似する片鱗が漂ってる気がします。これ↓を買ってきましたが、そのオーラのせいでどちらも高貴なお味でした^^とくにどら焼きは庶民的でw食べやすくて絶品です。
その後、実家を後にしましたが、ぽやこはそのままバイト先へ、トムは名古屋で高校時代の友達と翌朝まで飲んで朝帰りしました。子供らはギチギチに予定が入っており、私は一人、車で自宅に戻りました。以前は帰路にあるアウトレットで皆で買い物を楽しみ、最後に夕食を食べて帰ったものですが、こうして子供が経済的に自立するという事は、もはや親とも行動を共にしなくなるのだという事を実感します。
寂しいかって?・・・いやいやいや。寂しいというよりも不思議と清清した気分になりますよ笑
一般的には空の巣症候群にかかるお母様も多いと聞きますので、私はちと薄情なのかもしれません。でもいつまでもスネをかじられて頼られる事を考えるとゾッとしませんか?ちゃんと巣立ってくれてありがたい限りです。子育ての最終ゴールは経済的&精神的に自立してくれる事なので。
自分の人生、50代で時間もお金もやっと自由になるのだと思うと、やたらとサッパリした気分になります。皆様はどうですか?