6. 東大生の中学時代

東大生の中学時代(2)~中高一貫校の特長・親の質~

母親同士の「私語」の多さ

トムが小学校時代の学校イベントの中で、最も憂鬱だったものに「授業参観」と「音楽会」があります。というのも、…母親同士の「私語」が多すぎるのです。

授業中といわず音楽会の演奏中といわず、2~3人集まるとお喋りが止む事はなく、先生方が「お母さま方、授業中の私語は廊下に出てお願いします!」などと注意される事も頻繁にありました。

子供の前で、先生にお喋りを注意されるなんて、恥ずかしい話ですね😅

眼前の生の授業や演奏が、まるで家のリビングのつけっぱなしのTVか何かのように、平然と無視して延々と喋り続ける方々も。

内容はといえば、今ここで話さなくてもよいような世間話だったりします。自分自身も話しかけられると、今は辞めて、とは言えずあいまいに相槌を打ったり、適当に合わせていたりしていました。

…しかしこれには本当に困りました。

特に象徴的だったのが、「音楽会」です。

トムが小学校2年生の時に、地域の複数の公立小学校の合同音楽会が市民ホールで開催されました。その時のシーンが今でも強烈に記憶に残っています。

観客席には4~5人のママさんグループが陣取っていて、自分の子供が出ていない演目の時は、演奏中にもかかわらず延々とお喋りをし続ける方々が結構いました。

幕間に主催者側が、自分の子供の出番が終わったら、後方の席に移動して、これから演奏する子供の親に席を譲るよう促すアナウンスを何度も放送していました。ですがそのママさんグループは完全に無視して、ずっと前列に陣取り続け、お喋りが止む気配はありません。他小学校のママ達のようでした。

私達も仕方なくその方々の後列で、ビデオカメラを構えたのですが、子供の演奏が始まっても全くお構いなしで、姑や旦那の愚痴、TVのバラエティー番組や芸能人の話題、今夜の夕食のおかずなど、延々としゃべり続けるのでした。構えたビデオカメラには、その方々の話し声と、絶えず動き続ける彼女達の横顔が延々と収録されていました。肝心のトムとそのクラスメート達の演奏は、まともに映っていない状態です😱

すると同じ列に座っていた一人の父親がついにブチ切れました😱

うるっさいなぁ!!いい加減にしろよ!

…これは音楽会ですよ?

自分の子供の出番じゃないなら、他の人に席を譲ったらどうなんですか。子供らの演奏を聴く気がないなら、さっさと外に出たらいいでしょう!😡😡😡」

その男性の剣幕には驚きましたが、我慢の限界だったのでしょう。

内心、私は拍手を送りたい気持ちでいっぱいでした😂

周囲の方々も「よくぞ言ってくれた」とばかりに大きく頷いていました。

そのママさんグループは、「しまった!」という顔をして、全員うなだれたかと思うと、その後は幕間にそそくさとロビーへ出ていきました。

「私立中高一貫校の親の質」

中学に入ると、父母の態度はガラリと変わりました。

授業参観はもとより、学年集会などあらゆる父母参加の学校行事において、ところかまわずお喋りしている母親達は全く見かけなくなりました。

私にとっては、これは精神衛生的に相当大きなメリットでした。

中学受験が「親子の受験」といわれる所以は、親の質も問われる、という事なのでしょう。逆に自分が「非常識な親」と思われないよう、服装や態度、話題にはかなり注意するようになりました😅

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