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6. 東大生の中学時代

東大生の中学時代(8)~中高一貫校の部活動の上下関係~

部活の先輩とはタメ語

息子トムが通った学校は、キリスト教系の中高一貫校でした。

トムは入学以来、部活を転々と変え、6年間で通算3つほどのスポーツ系・文科系クラブに所属しました。その中で私が発見した共通点が一つあります。 

どのクラブでも、後輩が先輩に対して「敬語」を使わず、タメ口なのです。

先輩・後輩の上下関係が一見希薄で、非常に仲が良いのです。一般的に、後輩が先輩と話す時、「敬語」を使うと思うのですが、トム曰く先輩に敬語を使った事はほぼない、と言います。学校によって異なるのでしょうか?文科系の部活では百歩譲ってそうだとしても、体育会系の部活では、普通は先輩・後輩の上下関係が厳格にありそうなものですが・・・・

クラブによっては存在したのかも知れませんが、少なくともトムが所属した複数のクラブでは、そのような「上下関係」らしきものは全くなく、先輩風を吹かせる上級生もいなかったそうです。中高生が6年間同じ学び舎で過ごすと、そういう関係になるのでしょうか。

私が通った田舎の公立中学では、部活動といわず普段の学校生活の中でも、「先輩」というのは非常に怖い存在でした。以前の記事にも書きましたが、上級生というだけで、すれ違う時には「挨拶」しなくてはいけないし、ちょっと目立つと放課後に「説教」を喰らうしで、私からすればただただ理不尽な存在でした。

なので、先輩が先輩風を吹かせず、学年関係なく普通にタメ口で話す光景が、想像すらできません。そもそも「先輩には敬語」という常識は、昭和の文化になりつつあるのでしょうか。

部活動が「いじめ」の温床となる、と言われる通り、子供同士の上下関係やヒエラルキーが存在するところにストレスが生まれやすく、トラブルやいじめに発展すると言われます。部活動での形式的な上下関係がないという文化は、親にとってはありがたい事でした。

ちなみにJK娘の通う私立中高一貫校でも、あまり先輩・後輩の上下関係は存在せず、「敬語」で話す文化というのはないそうです。驚きです。 

中高一貫校の強み

その背景には、私が思うに、中高一貫校の強みがあるのではないかと思っています。つまり小学校時代と同じ作用が働く、と言う事です。

小学校1年生にとって、6年生とは無条件で「怖い」存在であるのと同じように、中学生にとっても高校生は、圧倒的な「畏敬」の対象であり、近未来の自分の「ロールモデル」なのだと思います。なので形式的に「敬語」などを使ったりヒエラルキーを利用しなくても、その存在だけで「組織の統制」が成り立つのではないかと

特にやんちゃ盛りの、中二病やスマホ依存症を発症している中学生にとっては、高校生の存在は有効です。親が干渉しても悪化するだけの反抗期には、同じ学園の先輩の存在が、自然のセーフティネットになってくれるのだと思います。

同じ学園・学舎内で、一緒に部活を頑張った先輩達が部活を卒業し、大学受験に向けて受験勉強を開始し、やがて難関大学への合格を勝ち取っていく様子を、毎年目の当たりにする訳です。毎年春には校舎エントランスの掲示板に、合格者一覧と大学名が貼りだされ、そこに「あ、〇〇先輩だ!」と名前を見つけては、数年後は自分の番だ、と感じるのです。

これこそはまさに中高一貫校の強みであり、その事が部活動における子供達の上下関係の一端に、「敬語不使用」という形で、表出しているのかもしれません。

皆さんのお子さんの学校ではどうですか? 

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