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6. 東大生の中学時代

東大生の中学時代(7)~中高一貫校生のスマホ事情と必携アプリ~

異様に高いスマホ所持率

Apple社がスマートフォンを発売したのは2007年です。

トムの中学入学時は、スマホはまだ世に出て2~3年の新しいデバイスで、クラスに4~5人程度、いわゆる「アーリーアダプター層」の家庭の子息しか持っていませんでした。当時はまだまだ大人のガジェット、というイメージが強かったです。 

ところがその後のスマホの爆発的な普及と同時に、トムが中学3年時には、90%以上の生徒がスマホを所持していました。遠距離通学の生徒が多いので、学校側も「携帯電話」の学校への持ち込みは容認していたものの、DSなどの「ゲーム機」や「音楽プレーヤー」などの娯楽品は禁止していたので、それらの機能を1台に全て兼ね備えた「スマホ」というデバイスを、どう扱うべきか困惑していました。・・・結局は学校への持ち込みは、親が届け出さえすれば容認されていました。「非常時、親との連絡手段がなくなるのは困る」との父母から声が多かったのです。

トムはよく、

「クラスでスマホ持っていないの、俺とA君とB君だけだよ~。😣」などと訴えてきました。

とはいえトムも既に、お年玉やお小遣いをへそくりして、中古のipod touchを入手していました。そしてwifiがつながる環境で、つまり家の中だけで、ipod touchでネットを見たりオンラインゲームをしてました。

中学生の必携アプリは「LINE」

そのうち「部活の連絡がLINEだから」「仲良しグループの連絡手段がLINEだから」という理由で、LINEのアプリをダウンロードします。その辺りからネットに費やす時間が激増しました。

LINEは子供のスマホ依存症への第一ゲートであると思います。「閉じたネットの世界だから大丈夫」という錯覚が、子供達を増長させるのでしょう。やがて、所属するクラスや部活のトークルームで、先生や友達の悪口がしばしば書き込まれるようになりました。学校側でも問題視するように。

どうしてLINEの内容が学校側に露見するのかというと、誰か(先生や生徒)をディスる流れになったり、深夜までダラダラとチャットルームでトークしていたりすると、(息子のスマホを管理・検閲している)親達から、「子供達がLINEで今こんなこと話題にしてます」とか「誰それの事をディスっています」、「毎日深夜1時2時までLINEしてて寝不足です」などと、学校側にこっそりタレコミがあるからでした。😅

これは私立中学の特徴かはわかりませんが、家庭(親)と学校(先生)との連携度合いが高く、深刻な事態に発展する前に親が先生に通報し、先生が生徒達に厳重注意するという流れが定着していきました。子供達も「先生や誰かの親が、(LINEの内容を)常に見ている」という意識が働き、ネットいじめに対する抑止力にはなりました。それでもネット上のトラブルはしばしばありましたが… 

LINEのアプリが世に出たのは2011年。阪神淡路大震災の直後、家族や友達との通信手段が遮断された事に危機感を持ったIT企業の開発者たちが、数カ月という超短期間で作り上げたという開発秘話は有名です。

「大切な人と直接つながる」ことをコンセプトに開発された秀逸なアプリですが、これが10代の子供達にはとっては、かえって他者との距離感を狂わせるツールにもなりうる事を痛感しました。

LINEのチャットグループに所属していないと、陰で悪口を書かれたりするのではないかという強迫観念からか、トムは終始スマホを手放さなくなりました😰

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