難関の旧帝大医学部医学科に、一人娘を通わせているパパ友がいます。お嬢さんは現在6年生、医師国家試験の受験勉強で忙しい毎日。
その方に、
「現役で国立大医学部に合格されるなんて、本当に親孝行な娘さんですよね。どうやってあの難関大の医学部医学科に合格させたんですか?」
とお尋ねした事がありました。すると、
「そういう発想はまるで無い」・・・とばっさり。😳
その方曰く、
「子供の将来を決めるのは親じゃない。俺は何にも口出ししなかった。
娘が自分で選んで決めたんだ。
嫁さんも俺も、子供の後からついていくだけ。
子供ってのは、3歳までにめいっぱい親孝行してくれるんだ。
3歳までに、すでに親孝行は完了してるんだよ。
親への恩返しは、とっくに終わってるんだ。
娘が幼い時、可愛くてしかたなかったよ。
毎日メロメロだったよ😍 幸せで幸せで、怖いくらいだった。
俺と嫁さんを、家族を最高に幸せにしてくれた。
もうそれだけで十分なんだよ。
この世に生まれてくれたこと、俺たち夫婦の元に生まれてくれたこと。
子供が生まれてくれたとき、感動しただろ? 泣いただろ?
五体満足で、健康に生まれてきてくれたこと。感謝しただろ?
すくすくと元気に育ってくれたこと。もう奇跡だろ?
もうそれだけで十分すぎるんだよ。十分親孝行してくれたんだ。
その上に、あーなってほしいとか、こーなってほしいとかって、
過分な親のエゴなんだ。
親の自分勝手な欲なんだよな。
だからそういうこと思うのは大間違い。
親ができる事は、子供が望む夢や将来を、全力で応援すること。
いい時も悪いときも寄り添って、一番のサポーターになることだけ。
ただそれだけ。 」
・・・うーん、深い!😭 私は言葉を失いました。
この親にしてこの子あり。
その方の寛大な父性と深い愛情があったからこそ、お嬢様は安心して最難関の大学受験を現役で突破したのだと思います。
そしてこれからも、社会に出て女性ドクターとして活躍されるのだと確信します。
・・・超難関大学に合格を果たす子供達の親には、共通した特徴があると感じます。 それは、世間一般でイメ―ジされるような、
「教育ママ」や「教育パパ」ではない、という点。
よく雑誌記事で、「東大生は、親に勉強しろと言われた事がない」などというアンケート結果を見かけますが、それは結果的に表に見えている一面なのであって、その根本的な理由は、子供が自ら目的を持ち、そこに努力するような環境やモチベーションを作り上げる事が潜在的にうまい(※言葉は悪いですが😅)からなのだと思います。決して放任主義なのではなく、むしろ子供への人一倍の関心と愛情を持っているものの、それをそのまま子供に投げかけるのではなく、時間をかけて子供の周辺に、邪魔にならない程度に構築していくのだと思います。おそらくそれは、親自身の価値観や人間性に深く関係していて、そのベースにあるものは、「子供への深い愛情」なのだと思います。抽象的ですみません😓
ウチの場合は、こういう立派な親ではなかったために息子は途中で道を踏み外しかけましたが、ご縁を頂いた中高一貫校での恩師や友達のお陰で、なんとか良い影響を頂く事ができたのではないかと思っています。😓