最近は韓国の超人気グループBTS（防弾少年団）にドはまりしております。毎日YoutubeでBTSを検索してはリビングの60インチ大画面のTVでパフォーマンス動画を再生してうっとりしております（笑）。
BTSとは韓国の7人組の男性アイドルグループです。2020年夏にリリースされたシングル「Dynamite」はK-POPグループとして初めて全米ビルボードのシングルチャートで1位を獲得。先日のグラミー賞にもノミネートされパフォーマンスを披露するも惜しくも受賞は逃しました。しかしアジアのアーティストとしてはノミネートされ続けるだけでも快挙です。
全員が超絶イケメンな上にダンスパフォーマンスもアイドルグループの域を超えた芸術的レベル。そして何より、英語がうまい＆英語で歌えるのです。日本にもダンスの上手いアーティストはたくさんいますしアジアで人気化する歌手も大勢いますが、欧米を舞台に活躍できるアーティストはまずいません。その障壁はなにか？・・・ズバリ英語が喋れるか否かなのです。英語が喋れるだけで、市場規模は全世界に拡大するという好例です。
かつては韓国で超絶人気だった日本の○ャニーズのアイドル達。私の世代では○のきんトリオとか（古ッ；；）○GENJI（ローラースケートの）とかが大人気でしたが、今日の韓国のK-POPグループとはルックス、ダンスパフォーマンス、歌唱力など全てにおいて比較になりません。当然ながらどの楽曲も全て日本語で、海外進出を意識した英語の楽曲などは皆無でした。30年前の当時は日本が全盛期で、日本製品や日本文化がアジアでもてはやされた時代だったのでそれでも良かったのでしょう。でも今やもう、日本はアジアのリーダーではなくなってしまいました。
失われた25年
BTSを始めとするK-POPにとどまらず、企業のグローバル化においても日本は大きく水をあけられてしまいました。韓国企業のサムスンは、日本企業でもっとも時価総額の高いソニーを抜いています。ブランド力においても今やサムソンの方が上で、米国のウォルマートなどの家電量販店はでサムソン製品の方が高く売られているのが現状です。かつてのソニーの隆盛を知っている世代からすると、これはもう衝撃的です。
韓国では1997年のアジア通貨危機をきっかけに、国は海外市場を見据えた研究開発や人材育成に注力するようになりました。韓国は国内市場が小さいので、早期から海外市場を開拓する必要に迫られたのです。韓国の子供達は小学校から英語を習い、幼い頃から日常的かつ意識的に英語に触れるよう教育されてきました。なので英語に対する抵抗感が全くないのですね。日本人より韓国人の方が英語が上手いことは今や当たり前になってしまっています。
日本の英語教育はどうなっているのでしょう？終戦後80年近く経つというのに、日本人＝英語が苦手な民族、という図式は相変わらず払拭できていません。昨年ようやく小学校で3年生から英語の授業が導入されたばかりなのです。
韓国が躍進する一方で、日本はこの25年、一体何をやってきたのでしょうか。
「ゆとり教育」もそれなりに意味があったとは思いますが、圧倒的に国力が衰えつつあることの背景の一つに、英語教育の遅れがあると私は思っています。
そして我が夫も、英語では苦労している人の一人です。
4月から部長に昇進させていただいたものの、昇格に必要な英語レベルのTOEIC600点を依然としてクリアできておりません；これはもう内助の功を発揮せねばと、子供たちがお世話になったスタサプのTOEICパーソナルコーチプランに早速今月から入会させました。成果がでたらまたこちらでご報告しますね（笑）↓とりあえず600点をクリアさせねば。ちなみにサムソンなど韓国の大企業への一般的な入社資格はTOEIC900点なんだそーです；レベチですね；
BTSメンバーは息子トムと年齢が近くて、毎日彼らのパフォーマンスに見惚れながらも、子供達に海外留学経験などを与えてやれなかった事を後悔しながら見てしまいます。その最も大きな理由はコロナ禍ですが、経済的にも厳しかった事もあります。
・・・語学の習得は早ければ早いほど良いので、最近の若いママ友達は幼稚園・小学生からインターナショナルスクールに通わせている凄腕のママ友もいます。
英語教育の効能は、10年後・20年後に現れてくるのだと、BTSを見ながら改めて実感している今日この頃です。
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