昨夜なにげなく着けたTVでやってたドラマが、ツッコミどころ満載で面白かったのでご紹介します。
「悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜」by 日テレ
というドラマ。第2話の放送を初めて見たのですが、主人公の若い女子(今田美桜)が今どきあり得ない時代錯誤な言動をとるので違和感ありありでツッコミながら観てました(笑)。
ざっくりとしたストーリーはコチラ↓
ドラマの主人公は、三流大学を四流の成績で卒業した、ポンコツだが型破りな新入社員・田中麻理鈴(まりりん)。運よく大手IT企業に就職したものの、配属されたのは備品管理課という超窓際部署だった。麻理鈴は謎多きクールな先輩社員・峰岸雪から「あなた、出世したくない?」とそそのかされ、彼女の助言を武器に会社の最下層から、ステップアップを目指していくのだった、というもの。
「私、出世したいんです!」と野心を口にしたり、接待の場で役員に媚び売ってワインを一気飲みしたりする場面は、今どきこんな事する女子はほぼ絶滅してるよなぁ〜と違和感しかありません。でも業界によってはこういう女性もまだ生息してるのでしょーか??
時代錯誤なエピソード満載なのと、主人公マリリンの上司役?が石田ひかりなのとで、むかあし私が楽しみに見ていたドラマをうっすらと思い出しました。タイトル忘れてましたが;
そしたらなんと!
このドラマ、むかあし若かりし頃の私が観ていたそのドラマの、リメイク版だったのです!
漫画家・深見じゅん氏によって1988年から1997年まで「BE・LOVE(講談社)」というコミック雑誌に連載された作品で、1992年に石田ひかりを主人公として、倍賞美津子が上司役でドラマ化されていたのです!
実に30年前のドラマ。石田ひかりさんめっちゃ若い〜〜〜!;
当時は私自身がこの主人公と同じ年代で、「どーやったら女子が会社で出世できるんだろ?」などと興味津々で観てました。というのも、当時は男女雇用機会均等法が施行されて間もなく、管理職になってる女性社員など周囲に皆無だった時代。総合職として入社して、男性社員以の3倍働くことでしか認めてもらえない時代(今もか?)でした。女性のロールモデルを探すかのよーに、必死に毎週同じ時間までに帰宅しては、リアルタイムで見ていました(まだビデオデッキもあまり普及してなかった時代)。
主人公の石田ひかりが、ドラマの中で小さなカンカンにキャンディを詰めて持ち歩いていて、嫌なことがあって凹むとそれをひとつぶ舐めたり、元気の無い人にあげたりしていたのを、私自身も真似して当時やってましたっけ(笑)。
バブル崩壊直後でだんだんと売り手市場がシュリンクしていく中、こんなキャッチコピーも一世を風靡してましたね。
「24時間戦えますか?」by リゲイン(三共製薬)
時任三郎(懐かすぃ;)扮する猛烈ビジネスマンが、リゲイン(栄養ドリンク)を飲み干しながら「24時間戦えますか?」と問いかけるCMで、このフレーズがめっちゃ流行りましたね。「ビジネスマ〜ン、ビジネスマ〜ン、ジャパニーズ・ビジネスマ〜ン♪」というBGMが、今も耳に鮮明によみがえります。
これを初めて聞いた時、当時の私は全く違和感がなく「は?もう24時間戦ってますけど?」的なツッコミを入れていたのが今では嘘のよーです。海外の販売会社から時差も関係なく電話やファクスが届くので、昼夜問わず対応していたこともありました。いやいや時代は変わりましたね〜。今そんなこと部下に言ったら即パワハラです。
30年経って、当時の主人公を演じた石田ひかりさんが、今度は上司役を演じるところが何ともスパイシーで、なおかつ「女性はいくら頑張っても課長止まり」と若い部下から悪口叩かれるシーンは、リアリティありすぎで切ないです。
30年前のこの漫画は、今でも若い読者から共感の声を集めているそうで驚きです。令和の時代となって、男女平等が表面的には進み、女性管理職も増え、上司と部下の関係性の変化や、リモートワークの導入などで働き方も大きく様変わりしました。でも「働く」ということの悩みや葛藤、そして喜びは今も昔も不変なのだ、だからこそ30年前のドラマでも需要があるのだと制作者は語っています。
このドラマ、今後視聴率が伸びるのだろーかと興味あります。果たして30年前の先輩たちの奮闘が、今の若者の心に本当に刺さるのか否か、今回はしっかり録画しながら、自らの時代検証を加えつつ観ていきたいと思います(笑)。
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