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医学部&医師のリアル

【医学部受験】39歳で医学部合格、53歳で医師なった女性

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医師・前島貴子さん

先日、39歳で医学部に合格し、53歳で医師免許を取得した前島貴子さんについての記事を読みました。父親の自殺をきっかけに32歳で医師になる事を決意し、7浪の果てに39歳で医学部に合格。結婚と出産を経て三児の母となり、留年しながらも執念の勉強を続けてついに医師国家試験に合格。今年春から医局の産婦人科医としてスタートしたというものです。

アラフィフ同世代の私からすると、三人の子どもを出産・育児しながら果たしてそんな事が物理的に可能なのか!?とひたすら驚きました。ドラマになりそうなお話ですね。

ご自身がさぞや裕福なご家庭で育ったのかと思いきや、両親が高1で離婚。小中学校時代はうつ状態で勉強もできず、やがて父親の自殺に直面されています。かなりハードモードな人生だった事が推察されます。

その後10歳年下の同じ医学部を目指すご主人と結婚。7浪の果てに医学部に受かるも、3人の子供を出産・育児しながら大学で学び、留年や医師国家試験への挑戦を繰り返してついに53歳で医師免許を取得されています。

そしてこの春から医局の産婦人科医として勤務されているとのことでした。

大学は藤田医科大学。この春ぽや子が受験した大学で、付き添いで私もキャンパスを訪れました。緑豊かな美しいキャンパスです。

年齢や属性、大学などタッチポイントが多いため、私はこのニュースに非常に興味が湧きました。そして勝手ながら大きな励ましのメッセージに聞こえました。

人生100年時代 50代の生き方

50代も中盤に差し掛かると、会社人生においては最終ステージとなります。あと数年で役職定年を迎え、いよいよ定年が目前に迫ってきます。組織内では50代といえば既に「オワコン」…とまではいかなくても斜陽時代。後進の若手に道を譲るのが自然の摂理となってきます。かつて部長職だった人が役職定年となりポストを外れ、かつてはその部下だった後輩のもとで一担当者となって働いている姿を見ると、なんだか切なくなります。でも組織の新陳代謝は必須なので、仕方ないですよね。私自身もそういう諦観があって、「そろそろ店じまいだな〜」なんて思っていました。

ところが!! この前島さんは、53歳からキャリアをスタートさせるというのです。ちょっと想像できません…。精神的に斜陽時代に入った私からすると、異次元の人に見えます。でも同世代の同属性の人が、こんな壮絶な挑戦をしているのだと思うと、精神的に老け込んでなんかいられない!とお腹の底がジンと熱くなる感じがします。

人口の約半分が50代という日本

今や日本人口の約半数が50代と言われてます。今後もどんどん高齢化が進み、2〜3年後には特に女性の2人に1人が50歳以上という時代になります。

男性社会である会社組織の中にいると気づきにくいですが、世の中は急速に変化しているのですね。

50代以上はいわば社会のマジョリティなのに、組織の中にいると気分はすっかり「定年間近の人生斜陽時代」。会社員が圧倒的に多い日本では、そういう思考が蔓延するのも仕方ない事です。先日アメリカ人の知人が、55歳で会社を辞めて新たなビジネスを始めるんだと意気揚々に話してくれました。海外では定年制度がなく、また個人事業主の多いアメリカ社会では、子供が手を離れたタイミングなどでセカンドキャリアを始める人も多いようです。

50代とは、まだ少し若さの残照があり、気力・体力は衰えつつも、若い頃にはなかった知力・経験値、人脈、資金がありますよね。ビジネスを始めるにも20代より50代の方が成功確率が高いという説もあります。人生100年時代の今、50代はまさに折り返し地点で、後半戦の長い人生において打ち込めるセカンドキャリアを構築していく時であると、前島さんのニュースは伝えてくれているように思います。

医師になるという執念 

30代で医師を目指し、20年以上かけてその目標をついに達成した前島さんですが、それを支えたのは夫や子供達、義両親や友人とあります。周囲の理解ある人達に恵まれたこともありますが、何よりご本人の信念がなければ達成できなかった事でしょう。父親の自殺に直面して、「病める人を救いたい」という強い想いがあったからこそ、成し遂げられた夢なのですね。

娘ぽや子が医学部受験で苦労したことの一つに、大学の二次試験の面接や志願書で求められる「なぜ医師になりたいのか?」「どんな医師になりたいか?」といった問いです。一般の大学入試と比べて医学部受験が大変なのは、「大学入試」と「就職活動」がいっぺんに来るためと言えるかもしれません。大学受験の勉強で忙しい中、就活生がやるような「なぜ私は医師になりたいのか」「将来どんな医師になりたいのか」という自問自答を繰り返して、上手に表現しなくてはなりません。これは想像以上に大変でした。娘は大学出願時に志願書を提出しなくてはならず、進路指導室の先生に何度も添削してもらったりして準備がドタバタでした。普段から将来について親子でよく対話し、医師になりたいと思った原体験を探ったり、将来はどんな医師になりたいのかを子供に話してもらいメモしておくと良かったと思います。それらをもとに志望動機を組み立てることができます。

何かと悩み多き年頃の、アラフィフ同年代の女性に勇気づけられたというお話でした。

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参照記事:

・Yahoo!ニュース:39才で医学部合格、53才で医師免許取得の女性

・山陰中央新報ニュース: 24年間かけ医師に 父の死をきっかけに

参考図書:

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