「俺、数学と結婚したい!!」
ある日の息子トムとの会話です。
トム: 「お母さん!!」
私: 「ななななによ、運転中なんだから急に大きな声出さないでよ😱。
びっくりするじゃないのッ」
トム: 「数学って本っ当~に素晴らしい学問だねっ!!」
私: 「そ、そう?お母さんにはよくわからないけど。」
トム: 「数学ってマジやばい!俺、数学と結婚したい!!」
私: 「……….は? (どうコメントしてよいのか途方に暮れる)」
トム: 「ずっとね、頭ん中で転がしてた数学の難問が、今ついに解けちゃったんだよ、たった今!! あぁ~~気持ちいい!!
やっぱ美しいわ~!神だわ~!数学ってやつは!😍」
….理系の現役東大生が皆こんな変人だとは思いませんが、数学を擬人化している部分に一抹の不安を覚えます….息子にしてみれば思わず口を突いて出た、偽らざる心情なのでしょう。
私: 「(受験勉強のしすぎで頭がイカレたんちゃうか….?) そそそれは良かったね。おめでとう。」
トム: 「あぁ~でもまた良問を仕入れとかなくちゃ。暇になっちゃうな~」
私: 「……とゆうと?」
トム: 「ものすごく難しい、とっておきの良問を1コ、いつも頭の中に入れておくんだよ。そんで暇な時とかに取り出して、あーでもないこーでもないって考えるの。 俺はいつも電車やトイレの中でやってるんだ」
私: 「ゲームみたいなもんかね」
トム: 「それとはちょっと違う。数学の良問て、脳みその飴玉みたいなもんなの。やらないと栄養が不足して、脳みそがなまるわけ」
私: 「…….(あっ!)」
トムの発言に、思い当たる節がありました。
息子はご飯を食べながら急に心身離脱したり、道を歩いてて何もないところで突如コケたりする事がたまにあり、「ボケーっとしてないでちゃんとしなさいよ!」と注意する事がありました。
もしかするとその時に、頭の中の「とっておきの飴玉」を、こっそり取り出しては、しゃぶっていたのかも知れません。・・・いや、ただ単にボケーっと何も考えてなかっただけかもしれませんが。😅
この子は将来、ちゃんと人間の彼女を見つけて幸せになれるのだろうかと心配になる母です。
ちなみに脳みそ筋を鍛える良問の仕入れ先は、息子曰く断然「大学への数学(東京出版)」だそうです。これは佐藤亮子さんの著書でオススメされていたので、私が買って息子の机の上にわざとらしく置いておいたところ、まんまとハマり、この雑誌の巻末の「成績優秀者」欄に何度か名前を載せては記念品をゲットして、自己満足していました。↓
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