昨夜息子トムが帰省しました＾＾
帰宅するなり第一声が、
[st-kaiwa1]「お腹すいた～～～！」[/st-kaiwa1]
準備しておいたお寿司やおでんを「ご馳走だぁ！」と言って美味しい美味しいと頬張ります。まるでいつもお腹を空かせている子犬のようです（笑）こんないたって庶民的なメニューをご馳走だなんて、普段いったんどんな食生活をしてるのかにわかに心配になります。
[st-kaiwa2 r]ごはんはちゃんと食べてるの？ちゃんと仕送りしてるんだから栄養のあるもの食べてよ[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]朝からなんも食べてない。てか最近は一日二食とか一食しか食べない[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2 r]は？なんでそんな事してんの！ダイエット？死んじゃうわよ！[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]今さ、ARのアプリ開発してんだよ。それで夢中になっちゃって、ご飯食べるの面倒くさくなっちゃってさぁ[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2 r]アプリ開発？大学の課題なの？[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]まあね。でも自分でアプリ作れる学生が居ないらしくて、教授から褒められちゃった（ちょっと嬉し気）[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2 r]なんて？[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]「君、そのアプリ完成したらそのまま企業に持ってって採用担当に見せれば、履歴書なくても間違いなく採用されるよ」だって。メカトロニクスが得意な学生は多いんけどARとかVR使ったアプリ開発できる学生はほとんど居ないらしいんだ。・・・あああしまったなぁ、俺もっと早くアプリ開発に本格的に着手してればよかったよ～。俺やっぱモノ創りが好きだわ～～～！司法試験の勉強なんかしてる場合じゃなかった。時間を無駄にしたわ～[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2 r]あ、じゃあ司法試験はやめたわけね：[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]ううん、やめないけど一時休止する。今構想中のアプリの開発を早く完成させたいんだ[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2 r]勉強に費やした時間が無断になることはないから、まぁいいんじゃない？そのアプリを完成させて一躍有名になってよ。[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]司法試験の参考書代とかいっぱいお金使っちゃったけど、ごめんね。いっぱいバイトして返すから[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2 r]それはいいわよ。Steve Jobsだって興味本位で大学で取ったカリグラフィーの授業が、のちのアップル製品のフォントの美しさを生んだわけだから、将来なにが役に立つかわからないしね。（Steve Jobsを引き合いに出すところが我ながら厚かましい；）まぁ興味がおもむくままに、好きなことに没頭すればいいよ。今しかできない事を思いきりやればいい。あんたは子供のころから何かに夢中になると寝食忘れる人だから仕方ないけど、体壊さないよう健康にだけは注意してね。[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]うん、ありがとう！！これ借りるわ。絶対に読みたい、これ！！[/st-kaiwa1]
ちょうど私が読みかけて広げてあったJobsの伝記本を取り上げて、自室に持っていってしまいました；いつもの事ですが。・・・東大に入学してはじめの2年間は、理系も文系もほぼ同じ内容の教養課程をこなすので、授業の中身も全体的に薄くて内心「つまんね」とか「東大ってこんな感じなのかぁ。普通の大学と変わんねー」と思っていたそうです。3年になり工学部に進み専門領域を学ぶようになって、がぜん授業が面白くなったと言っております。（たしか3年の始めころはレポートが大変だと弱音を吐いていたように思うのですが；）4年からは研究が入ってくるので更に楽しくなりそうだ、と目をキラキラさせておりました。院に進むので、お金がまだまだかかりそうです。やれやれ。
トムが作った、クマが出現するAR動画の画像（いまのところ未完成）↓ ちいさな部屋に巨大クマが出現する画像は圧巻です笑
我が子に限らず、若者が健全な好奇心を持って、自分の可能性を広げようと挑戦している姿を見ると力が湧きますね。社会人になると「失敗は許されない」とばかりに挑戦できなくなってしまう人が大半です。学生時代だからこそ失敗を失敗とも感じない若い感性と体力、突破力で、Jobsのように世の中を変えてしまうような製品をいつか世の中に創りだしてほしいと、母は願うのでした（親バカですね笑）
