雑記ブログ

米国発「ギフテッド教育」

秋晴れの気持ちの良い週末ですね!皆さまいかがお過ごしですか?読書の秋ですね。

私けっこう本が好きなので、ソファに寝転んで一日中でも読書していたいのですが、そうもいかないのが現実です😓

さて昨日、こんな本を読みました。タイトルが強烈なので書店で買う時にちょっと恥ずかしかったのですが😅

内容は、日頃自分が鬱々と感じている事が論理的に書かれていて、かなり共感できるものでした😳なんというか、もっと子供が幼いうちに読んでおけばよかったと思う内容です(とはいえ出版は今年3月ですが)。特に腑に落ちたのが「ギフテッド教育」なるものです。

「ギフテッド教育」とは

アメリカが国を挙げて50年以上前から取り込んでいる国家戦略で、全米の才能ある子供を発掘しては特別にSTEM教育(Science, Techonology, Engineering, Mathematics)を受けさせてきたものです。「ギフテッド≒才能」の定義は、「知性、創造性、芸術性、リーダーシップ性、または特定の学問での偉業をなしとげる能力がある個人」の事。「例外的な論理的能力と、学習能力の才能を持つ個人」を指すそうです。具体的には次の2つの分野において、つまり言語化・記号化された分野(数学、音楽、言語など)と、感覚運動能力(絵、ダンス、スポーツなど)の分野において、「未訓練かつ自発的に出る自然な能力のことを指し、少なくともひとつの分野で同じ年齢の子どもたちと比べ、上位10%に入る能力を持つ子ども」とされています。(「1億稼ぐ子どもの育て方」より) 

興味深い事に本書によれば、次のような特性を持つ子どもはギフテッドの可能性が高いといわれています。 

・記憶力に優れ、物事を学ぶのが早い 

・抽象的で複雑な概念を理解するのが早い 

・就学前から読み書きができる 

・特定の感覚が鋭敏 

・長時間集中していられる 

・ユニークな想像力・空想力がある 

・パズルなど問題を解くのが好き

息子トムは幼い頃はレゴに数時間没頭していたり、絵画を描いて某ポスター展で入賞したり、パズルや迷路を自作したりしていたので、もしかしたら下3つくらい当てはあまってたんじゃないの?つまりギフテッドだったんぢゃないの?😳などと親バカンな事を妄想してしまいました。恐らくどの子も幼い頃は何かしら人より秀でた才能を持っているのでは、というのが私の個人的な感想です。大人になるにつれ、特に日本では集団行動をベースとする画一的な教育制度で均質化されてしまうのだと思います。

その一方で次のような傾向もあるそうです😓

・単純作業が苦手 

・時間にルーズ 

・人の話を聞かない 

・人の気持ちを想像できない、空気が読めない 

・強いこだわりがある 

・興味があれば一心不乱に没頭するが、興味のないことはいっさい無視

上記はトムに、というより私にかなり当てはまる箇所があり・・・😱😱😱

ギフテッドには発達障害児も少なくなく、自閉症やADHD(注意欠陥・多動性障害)といった発達障害児にはほぼ上記の傾向がみられるそうです。そういったデコボコの傾向があるため、アメリカでは数学が得意であれば3学年上のクラスに入り、苦手な国語は1学年下で学ぶなど、飛び級(降り級)制度があります。長所を伸ばし、短所を底上げ程度に埋める事で、尖った才能を発揮できる環境をつくるのだそうです。素晴らしいですね😂日本はまさに逆で、長所を伸ばすよりも短所の方を問題視し、その改善の方に重きが置かれ、逆に長所などで出る杭は打たれてしまう、と本書にはあります。残念な限りです。マジでヤバイです。GAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)といった巨大IT企業の起業家たちは全てアメリカ人ですし、やはり「ギフテッド教育」と何らか因果関係があると言えるでしょう。まだ読了前ですが、教育論について考えさせられる本なのでご紹介しました。中国や台湾などの富裕層は、子供を早くからアメリカに留学させますが、実際に仕事でお付き合いのある台湾の某企業の社長さんも、高校生のお嬢さんをアメリカに留学させていて、「なぜそんなにアメリカに行かせるのか?どんだけ欧米崇拝なの」と無知な私は疑問に思っておりました。教育制度の根本的な違いに、賢いアジアの親達は早くから気づいて我が子を逃避させているのですね。なるほど。

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