中学受験塾は「問題児」の新天地だった
息子トムの小学時代は、「保育園上がりの問題児」のレッテルを貼られるほど素行が荒れて、友達ともトラブルを起こし担任からも目の敵にされていました。小5の夏休みの終わりに、地元の公立中学校で元生徒による教師への傷害事件が起こり、その中学の荒れっぷりが露見するに至り、私は慌てて中学受験を決意してトムを受験塾へ放り込みました。
それまで中学受験の勉強など全くしておらず、公文式のお陰で算数だけは大得意だったものの、その他の教科とくに社会や理科の暗記物は完全にビハインドでした。国語はもうどこから手をつけていいのやら、という感じ。
トムがいつ「授業についていけない!塾なんか行きたくない!」と音を上げるかビクビクしていましたが、意外にも塾に行き出してからはイキイキとし始めたのです。そして毎日、塾で習った内容や先生(塾講師)のこと、塾友のことを興奮気味に話してくるようになりました。「塾めっちゃ楽しい!」と。算数以外は惨憺たる成績でしたが、本人はさほど気にしていないようでした(親の私がイライラしてましたが;)。
魂の居場所を見つける
小学校と違い、教科別のプロの塾講師による授業は、高度でありつつも子供の知的好奇心を上手に刺激し惹きつける授業ばかりでした。先生にもそこに集う友達にも良い刺激を受け、トムはやっと自分の居場所を見つけたかのようにイキイキとしだしました。「こんな世界があったんだ!」と開眼したかのように。
ああ、そういう事だったのか・・・とやっと私は悟りました。
長年小学校の教頭を勤めた実母によれば、小学生の中には異様に精神年齢の高い子や、知能指数が飛び抜けて高い子、いわゆるギフテッドと呼ばれる子ども達が一定数いるといいます。こういうと超親バカ感満載ですが、トムはひょっとすると何か持っていて、小学校の画一的な環境で抑圧されているのでは?と希望的予測に近い疑念をうっすら感じていました。トムが、自分自身の好奇心やこだわりを表現してよい場所と友達があることに、感動している様子を見て、その疑念が確信に変わりました。
集団生活に馴染めないとか、友達と仲良くできないとか、そういうことで「劣等生」=「頭悪い」「勉強できない」のレッテルを貼られるのは、親としてはもの凄く違和感や抵抗感がありました。中学受験塾で飛躍的に成績が伸びたのは、素地のあった算数だけでしたが、水を得た魚のようなトムを見て、本来の居場所を見つけたのだと確信しました。
私はトムに囁き続けて、中学受験へのモチベーションを煽り続けたのでした。
家庭教師の効能
トムの場合は、大好きな算数は言われなくても勉強するものの、苦手な社会や国語は放っておくと手付かずになりがちでした。まだ11歳の子供ですから、親の目がなければついつい逃げてしまいがちです。私も共働き主婦で日中は家にいないため、勉強を見てやる事ができません。苦肉の策で大学生の家庭教師を雇いました。まだ1年生だったその女子大生は、一生懸命に予習をしてはトムに熱心に教えてくれました。・・・しかし最後まで、社会や国語の成績が浮上することはありませんでした(苦笑)。
息子トムにも娘ぽや子にも、それぞれ社会や国語などの文系科目で大学生の家庭教師を雇いましたが、本人達いわく「あれは意味なかったよね〜」などと口を揃えて言うではありませんか。
・・・勉強がわかるからじゃなく、情緒不安定な母親のために、子供達は家庭教師を受け入れてたって話でした・・・(ため息)。
確かに家庭教師が家に来てくれているという安心感は、働く母にとっての大きな精神安定剤でした。でももしお子さんに苦手な教科がある場合は、家庭教師をお願いするよりは、塾に相談したり親子で弱点を地道に潰す努力をした方が、確実に成績は上がります。
ちなみに私は、息抜きタイムに漫画代わりに読んでくれればと「日本の歴史」を全巻揃えておきました。漫画で気楽に読めるので、日本史の全体の流れを掴むには効果的だったようです。意外にも娘がハマり、一気に読破していました。ちなみにぽや子の今年の共通テストの日本史はななななんと満点でした!おそらく最初に歴史の流れを頭に入れてから、細部を暗記するのが奏功したのだと見ています。
国語は漢字や四字熟語・ことわざなど、4コマ漫画で解説している「ちびまる子ちゃんの定番シリーズ」。こちらも子供たちには大好評でした。よく出来ていると思います。
ちなみにドラえもんシリーズも買ってました↓
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