コロナや娘ぽや子の大学受験、息子トムの学部卒業準備&大学院進学準備などでバタバタしていて、あっという間に時間が飛び去っております(汗)
ここ愛知県でも緊急事態宣言が発令中で、仕事は完全在宅勤務になりました。これはありがたい事なのですが、コロナ感染者が知人の家族や会社の社員にポツポツ出るようになり、感染の恐怖を身近な事として感じています。
そんな中、娘ぽや子は1月16・17日に無事に共通テストを受験する事ができました。
初の「共通テスト」はどうだったのか
鼻出しマスクで失格となった受験生(48歳のおじさん)がニュースになったりもしましたが、試験時間中はマスク装着が必須でした。一般の高校生にはマスク生活が定着しているので、ぽや子も特に気にならなかったようです。また、公民と理科②で得点調整が後日入りました。これは、試験問題の難易差に基づいて20点以上の平均点差が生じた場合に取られる措置のようで、JK娘は物理と化学を選択したため、両科目で得点調整が入り合計で8点も上昇しました。ちなみに地学は受験者数が1万人未満のため、得点調整の対象とはなりませんでした。
我が家の娘ぽや子は、共通テストで目標とする点数を下回ってしまったものの、なんとか志望大学のボーダーライン上に乗っかっている感じです(汗)ちょっと迷いましたが、第一志望は変えないようです。不戦敗で一生後悔するのは不憫なので、親としてはひたすら本人の決意に寄り添うだけです。
共通テストの翌日には学校に登校し、一斉に自己採点を実施。その自己採点結果を河合塾のバンザイシステムに登録して、志望校の合格可能性(A〜E)や志望者の得点分布を算出してもらいます。
「自己採点」という不思議
・・・ところでセンター試験も共通テストも、相変わらず受験生本人にテストの得点結果を開示しないのですよね(汗)。この部分に入試改革のメスが入らないのは、個人的にとても不思議です。受験する国立大や私立大には開示するのに、当の本人には出願時点で正確な情報がなく、あくまで「自己採点」結果に基づいて出願校を決定しなくてはなりません。もしマークシートの回答欄をズレて解答してしまっていて、本人も気づかずに出願したら、もうアウトじゃないですか??
足切りがある大学もあるので、大きな失点をした場合は足切られた時点で自分のミスに気づくのかもしれませんが、そんな手探りの受験って極めて非効率ではありませんか??・・・。受験生達は自分の正確な得点を知らないまま、国公立大の二次試験に突撃するのです。
結局は共通テストの記述式問題の導入も見送られ、例年通り完全マークシート形式で機械が採点する訳だから、採点に手間と時間がかかる訳でもなく、だったら得点結果を即受験生本人に通知してくれればよいのに、と不思議で仕方ありません。
今年の高3受験生は「初の共通テスト導入」と「コロナ渦」のダブルパンチで本当に受難の学年ですが、浪人勢が2割減の8万人との事で、志望校の得点分布図を見ると、超上位層(830〜840点以上)が確かに昨年度より少ないイメージです。
私大医学部医学科の合格を頂きました
先日、一校だけ受験した私大医学部医学科の合格発表があり、無事に合格を頂きました。ただしお試し受験なので、入学金を払い込んで国立大の発表までキープする事はしませんでした。共通テストから国立二次試験まで1ヶ月以上あるので、精神的に中だるみしないように、実際に受験の場の空気に触れておくために受験しました。受験料は60,000円もしました。4〜5年前に息子トムが受験した慶應や早稲田の受験料は確か40,000円台だったので、6万という金額に驚きました。ぽや子の高校の同級生は医学部志望の子が多いので、中には私大を十数校受ける子もいますが、受験料だけで100万位かかる計算です。私大の受験料の相場が上がったのか、それとも医学部だから高いのか、医学部以外の私大を受験していないのでわかりません。おそらく後者でしょう。やはり医学部というのはお金がかかるのだと、受験料で妙に納得したのでした。
息子トムの時は、私大は慶應・早稲田・東京理科大(名古屋受験)と3校受けました。今思うと国立が本命なら実際に進学する気がない(そのお金もない;)大学をむやみやたらに受験しない方がよかったと後悔しました。特に首都圏への遠征は、お金も時間もかかるし本人も疲れます。それより何より国立二次試験までの貴重な1ヶ月半を遠征旅行で消耗しない方がよいと思いました。今年はコロナだし、トムの受験時の教訓を活かして、地元の私大を1校だけ受験しました。
(理系なので)6年間の私大の授業料は、国立の授業料の数倍以上になります。家を出て一人暮らしともなれば、さらにその倍かかります;・・・しがないサラリーマン家庭の我が家では、中高と私立に通わせたんだから、大学は国立に行って欲しい、というのが本音です。
とはいえ合格をいただくと、親としては入学資格をキープするため入学金を払っておきたい衝動に駆られます。トムの現役生の時は慶應に20万払い込みました。
親が不安や不信に陥ってはいけない
そういう親の、寒いフトコロ事情と不安感を察知してか、ぽや子は「ママ、入学金振り込んでないよね?」と聞いてきました。「迷ったけど、結局振り込んでないよ。納入期限過ぎちゃったから、せっかく合格したけど入学資格はもう無いからね。」と言うと、
「それでいいよ。○○大に受かるから、そっちに払ってね」と笑顔で応えるぽや子。
うーん、頼もしい発言。わかってる。もうね、母親としてはクヨクヨ悩んだり心配しても仕方がないのは嫌というほど分かってます。
「そっか〜!そうだよね。本命の方にとっておくわ。」と返しました。
するとぽや子はいつも通りの能天気な明るさで「まかせとき〜♪」と胸を叩いて見せます。
・・・何なんだろう、この妙に明るいやりとりは。第一志望はボーダーライン上で一番不安な立ち位置なはずなのに。
中学受験の時は親や先生の言葉に動揺していちいち感情的になったりしてたのに、いつからこんなにマインドの強い子になったのだろう?そういえば娘ぽや子が泣いたところを、この数年見た事がなかった事に思い至りました。
最後にぽや子が泣いたのを見たのは、小学校6年生?中学生?トムと違ってJK娘は、泣くほど親に叱られる事も一度もなく、本当に平和に育ってきました。性格もあるかと思いますが、壮絶な反抗期の兄を、反面教師にしてきたからだと思います。やはり「下の子」というのは、こうして「上の子」を手本や反面教師にしつつ、要領よくのびのびと成長するのかもしれません(笑)